老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

926 外野席ほど五月蠅(うるさ)い

2018-09-12 20:20:22 | 老いの光影 第3章
 外野席ほど五月蠅(うるさ)い

野球観戦時の外野席は
賑やかなほうが
盛り上がり楽しい

介護の外野席は
困ったものだ

普段親の面倒(介護)をしていない
たまに実家に帰った小姑(娘)は
息子嫁やケアマネジャーに
あれこれ言う

他者から仕入れた聞きかじりの介護サービスなどの知識を振りかざし
あれこれと意見する

日々介護を献身してに為さっているのは長男夫婦
労いの言葉は微塵もなく

母がこんな状態になったのは
介護悪いといわんばかりの「口」撃

嫁は
過去に幾度この家を出たい、と思ったか
涙を流し話される





925 穏やかな死

2018-09-12 04:45:44 | 文学からみた介護
 穏やかな死

いま、まだ読みかけ
訪問診療の話 
在宅で死を看取る
「サイレント・ブレス」という言葉に遭遇

1話は45才で亡くなった乳癌の患者
死ぬためにではなく
生きるために
家に戻った


「平和な治療だけしてるとね、
 人が死ぬということを忘れがちなんだよ。
 でもね、治らない患者から目をそらしてはいけない。
 人間は、いつか必ず亡くなるのだから」


全部で6話 
毎日1話 読みながら
死とは何か、を
見つめていけたら、と思う



老人介護においても同様
頭を抱え込むような難ケースもある

仕事を終え19時過ぎに
私と同じ齢の息子から怒りの電話
焼酎を飲まないと文句や愚痴を言えない次男

寝たきりの母親の介護を
5年間し続けている
(ヘルパーやデイサービス、介護用ベッドなどの福祉用具貸与を利用)
翌日 訪問

寂しい、孤独を感じている次男
話し相手を自分に欲している