老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

932 曇り空 

2018-09-17 13:27:36 | 阿呆者
灰色の空模様 辺境の地 今日の散歩路


 曇り空

3連休最後の日
妻は仕事
私は仕事をしてもしなくてもいい

在宅訪問を4軒ほどする、と
妻に話したら
「祝日で訪問したら嫌がられるのでは・・・」
その言葉に日和

妻をデイサービス事業所に送り届けたあと
ぐずぐずしていたらお昼になる

ひとりで奥只見に行こうかな、と思っていたが
16時までには戻れないことがわかり

いまから本を紐解くことにした
隣りでbeagle元気はいびきをかき寝ている
「悩みあるのだろうか・・・・」

「ぼくにも悩みはあるのだ」と吠えられるかな

931 ある老女優の言葉から

2018-09-17 08:37:34 | 老いの光影 第3章
 ある老女優の言葉から

全身癌になりながらも
最期まで生き抜いた
ある老女優の言葉に
ただただ頷くだけ

全身癌
ここ1月で
10㎏も痩せ
顔はこけ
老いてゆくことは
萎んでゆき
死んでいく

彼女は
物事には
表裏があり
幸福(しあわせ)はいつまでも続くものではない
行き詰まったら
行き詰まったところだけを見ず
行き詰まったところの裏側から離れて見ることで
そこから光が見えてくる

記憶が定かではないため
彼女の言葉を
正確に復元はできなかったけれど

へこたれず
生きてみる


全身癌に侵されながらも
疲れた顔もみせず生きた
樹木希林さん
ご冥福をお祈りします