常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

枇杷 冬の花

2009年11月20日 | 季節の便り

昭和4年生まれの友人が最近庭先の枇杷を切り倒したと云う。
「鈴なりの枇杷を適当に摘果すれば、その辺のスーパーに並ぶ枇杷よりはるかに立派なものが収穫できる」と教えてくれたのは彼である。
「古くから枇杷の木は災いを招くとの言い伝えがあって、実際それが的中したので切った」らしい。
善人と悪人がいるように、同じ木でも、良木があれば悪木もあるのだろう。
実生から二階に届くまで成長した我が家の枇杷は、今年も花をたくさんつけた。
私は吉祥だと思っている。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山茶花

2009年11月19日 | 季節の便り


過日伊豆に旅したおり、高速道路の中央分離帯に植えられた赤い山茶花がどこまでも続いている風景を見た。
咲き乱れ落ちた花が路面を赤く埋め尽くして、それはそれで妖しく美しかった。
我が家の山茶花は昭和の時代に静岡で求めた、旅行バックに隠れるような背丈であった。
冬季、日当たりの悪い我が家で、最も日照時間が長く寒風を避ける場所に植えた。
数十年が過ぎて、もう冬囲い無しで越冬できるまでに順応して、毎年赤い花をつける。
しかし花数は少ないが、そこがまた良いと思っている。
地球温暖化が幸いしているのかもしれない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

標高差

2009年11月18日 | 季節の便り
ウメモドキ


山裾の住居入山辺と勤務地の丸の内は、距離で約5キロ、標高差50メートルである。
昨日 丸の内は終日冷たい雨が降った。
入山辺は午後になって短時間ではあるが牡丹雪が激しく降って、紅葉の落ち葉や屋根に積もったらしい。
雪はその後の雨できれいに溶けていたが、沼津のキンメダイをほぐしながら、畑に掘り残した大根が心配になったとかみさんがいった。
小鳥たちが真っ先に狙ってくるウメモドキが今年はたくさん残っている、鳥たちに穏やかな日々が過ぎているのだろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風力発電

2009年11月17日 | 旅先の風景
能海岸の風車

「髪の毛が引き抜かれそう」な強風の中でも風力発電の風車は悠然と眼で追える速さで回っていた。
風が強いと風車がびゅんびゅん回り、発電量が増えて、社長はほくほくと思っていたけれど、それは違ったらしい。
自転車の発電機を思い出す。
自転車のライトの電源はタイヤに押しつけた小型発電機から供給された。自転車のスピードが上がると昼間のように輝いたけれど、登り坂で光は蛍ほどになった。
自転車に乗ることがなくなった、せっかく買った電導アシスト自転車は物置から出たこともない、それよりも、自分はそう思いたくないのだけれど、もうバランス良く乗ることはできないかもしれない。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フォッサマグナ 糸魚川市へ

2009年11月16日 | 季節の便り
朝の虹 大荒れの予兆


帰路車中から写した白馬


市の公用バスに乗って新潟県糸魚川市に向かった。
糸魚川では防災にかかわる研修が目的とされ、地球の躍動を物語るフォッサマグナミュージアムを見学した。
「約1,200万年前、本州中央部は日本海と太平洋を結ぶ深い海峡(フォッサマグナ)の海底であった。その後の地殻変動による隆起や、海底火山の噴火、陸地からの滞積物により次第に浅くなりやがて陸地になった。松本市内の山岳地で鯨の化石が発見されるのはそのためである。」
理屈ではわかる気がするけれど、実感としてはどうもピンとこない。
大町市の市街地を抜けてほどなくバスは木崎湖、中綱湖、青子湖と続く仁科三湖を通過する、湖の蒼い水面とぼうぼうと枯れた葦の岸辺を左に見てひた走る。
かれこれ数十年も昔のことである、取引先の公立病院で懇意にしていただいたK先生の心中事件があった。
初冬の青木湖の葦原に続く小道に止められた車中であったらしい。
医師と患者の間の特殊な出来事は、当局の特別な取り計らいもあったのだろう一般に知られることなく終わった。私も詳しいことは知らない。
日本海岸の能漁港でまた海産物を買い込んで帰った。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小さな旅

2009年11月15日 | 旅先の風景
紅葉の芦ノ湖

温暖な伊豆は信州人の憧れである。
凍てつく厳寒期、伊豆には梅が咲き菜の花が咲いていた。
ギターの前奏が物悲しい「湯の町エレジー」の意味もわからずに、小学生のころ皆で歌ったものだ。
箱根に緑の雨が降ったように、今度の旅は箱根に紅葉を濡らす雨が降った。
もう何十回も、いろんなルートを通い、その時々の富士を見て、それぞれの思い出を残した。
そして帰りは、七輪で焼く干物の匂いに誘われて、必要以上に海産物を買った。
今回もそれを変わらず繰り返し、沼津の海産物センターでは、魚屋さんを開けるほど大量に買い込んだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

箱根芦ノ湖

2009年11月14日 | 旅先の風景
関所

箱根伊豆一泊の小さな旅、期待した富士山は一度も顔を見せなかった。
伊豆大滝温泉「運龍」は湯量が豊富な日本式の旅館である。
時おり雨のぱらつく紅葉の箱根を通り、天城峠を越える情緒豊かな旅であった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

力作 (地区文化祭出展作品)

2009年11月13日 | 季節の便り
地区文化祭に、我が町会から出展協力いただいた方々のブログ上展覧会。
いづれも力作揃いである。

陶芸 赤羽義徳さん 焼き物と蕎麦の名人 著名な健康体育講師


盆栽(トドマツ) 赤羽貞一さん 一級造園師


水墨画(てっせん ススキ) 百瀬政子さん 絵画、書、オカリナ、語り部等全方位に活躍中


松本てまり 赤羽紀子さん 武井澄子さん 松本てまり伝承者


木彫り(熊)斎藤節男さん 木彫、木工、盆栽、盆石等独学で極めた達人 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベランダに猿が来た

2009年11月12日 | 季節の便り
物干しに座る猿(物干し左端)



今日11時ごろ末娘から緊急メールが届いた。
ベランダの物干しにいる猿を見つけて、警察に通報したところ、お巡りさんと、何故か刑事さんも来てくれて、いちじ騒然となったらしい。
しかし 猿さんが別に悪さをしたわけではないから逮捕はできない。
見守っているうちにどこかに移って行ったという。
市の中心地から離れているとはいえ、市街に隣接する住宅地である。
ときどき猿が出るという話は聞いたが、まさか娘の家を訪問するとは思わなかった。 
お巡りさんの猿権を尊重した行動を聞いて思わず顔がほころんだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奥信濃 晩秋

2009年11月12日 | 季節の便り
アスパラ黄葉

信州に奥信濃という地名はないけれど、長野市以北の千曲川流域で新潟県境までを呼ぶのだろうと思っている。
はるかな昔の奥信濃には、一面に柳の畑が広がって、初冬の黄葉が美しかった事を覚えている。
細くなよなよと揺れる柳は柳行李を作る素材であると聞いた。
いまどき柳行李を知る人は少ないだろう。
それから何十年もたって、やはり初冬のころ、風になびく黄葉の広がりを見た。
それはアスパラガスの黄葉であった。時代が変わって柳はすべてアスパラガスに変わっていた。
枯れたアスパラの地上部は刈り取られ、それを焼く煙があちこちから上がっていた。
家庭菜園のアスパラガスも黄葉した、柔らかく心和む黄葉である。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする