HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

テイクファイブ♪

2013年08月30日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(中3):
ボサノヴァやサンバなど、アーバンなラテン系音楽に秀でたセンスを発揮してきたMちゃんですが、このたびは「ジャズもいいな。ジャズ弾いてみたい」ということで、モダンジャズの「テイクファイブ」を練習し始めています。

独特の5拍子のリズムが小気味よい「テイクファイブ」は、テーマが大きく2つの部分からできています。
前半Aの部分、そして後半Bの部分に分けて、それぞれ右手・左手の練習をしました。

Mちゃんのいいところは、音楽の構成やモチーフ、コード進行といった要素を、たちどころにつかんでしまう「感」をもっていることです。
最初の部分が分かれば、続きの楽譜を見なくても、バシバシとメロディーやコードの流れを予想して 正しく弾くことができます。
そして、Mちゃんの悪いところは、楽譜を見ないで済ましてしまうことです。
自分で先に弾いてしまってから、
「今、どこまで弾いたんだっけ。あれ、もうこんなとこまで行ってたんだ」という具合に。

これだけよくわかってるんだから、楽譜を見て裏付けができれば、どんなにいいかと思うのですが、概して感のいい子というのは、楽譜を読まない(読まなくてもあんまり困らない)ということが非常に多いです。

ただ、小さい間や初心者の間は、弾く曲も短く単純なので、それでも十分やっていけますが、上級になってくると、課題曲も複雑に、長くなってくるので、記憶と感だけではまかないきれなくなってきます。
そして陥る悪循環: 「読まない」「読む必要がない」→ 「読むのがしんどい」「読めない」「読まなくていい曲しか弾けない」ということになってくるので、めんどうでも楽譜をちゃんと見る習慣をつけましょう。
それには、毎週わすれてるメガネを、ちゃんと持っといでね。○‐○

ブルクミュラーの次はモダンジャズ♪

2013年08月30日 | レッスン日記(小中高生)
M3ちゃん(中3):
ブルクミュラーの最後の2曲、「つばめ」と「貴婦人の乗馬」 両方やっといで、ということになっていました。
とはいえ、中3の夏といえば受験勉強真っ盛りの時です。
M3ちゃんも連日 塾の夏期講習があって、
「ほとんど練習ができなかった・・・」と言っています。

では今、一緒にやってみよう、ということになり、「つばめ」をゆっくり弾いてみます。
ゆっくりなら、初見ででも弾くことができるM3ちゃんの実力です。
だけど、この「つばめ」は 速く弾いてこそ「やったー感」が得られる曲なので、これで終了するのもな・・・
せめて最後の部分だけでも、と、先生が見本を弾き、最後のところだけ できるだけ速く弾いてみました。
「で、受験終わって余裕が出たときにでも、全部をこのくらいの速さで弾いてみてね」ということで「つばめ」を修了としました。
じゃ、来週、貴婦人の乗馬を・・・と言おうと思ったら、M3ちゃんは楽譜を見ながら「貴婦人の乗馬」を少しずつ弾き始め、時折り先生が助太刀しながら、とうとう最後まで弾きこなすことができました。
そして、めでたくブルクミュラー修了となりました。

これで、晴れてかねてからの念願であった「かっこいいジャズ」の曲がもらえます。
M3ちゃんは、吹奏楽部に所属しているので、その環境から耳にしたであろうと思われる「モーニン」を、ぜひ弾いてみたいというので、教室にあった楽譜の中から 比較的弾きやすく しかもかっこよさげなアレンジの「モーニン」の楽譜を見つけて、これをやることにしました。

これまでずっと、クラシック路線一筋、それも優雅なロマン派路線だったM3が、新しく「モダンジャズ路線」に突入だ。
どんなアマチュアピアニストに育っていくか、楽しみだ♪