HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

発表会の魔法

2013年08月06日 | レッスン日記(小中高生)
7月の末に ジュニアクラスの発表会が終わり、その後の「しめくくりレッスン」も済んで、生徒たちは2週間の夏休みに入りました。

以前にも書きましたが、ヒバリ教室では、発表会直後のレッスンを大事にしています。
まだ発表会の興奮がしっかり残っているうちに、反省をしたり、これからのレッスンに向けて軌道を調整したり、という作業をしたいからです。

毎年、発表会を経験した生徒たちは、驚くほどの成長を見せてくれるのですが、今年はどうかな?
やっぱり!!
今年も先生の期待通り、発表会のビフォー&アフターでは、生徒みんなが イモムシとちょうちょぐらいに、大成長をとげていることを確認できました。

幼稚園のHちゃんは、発表会でしばらく休んでいたテキストに戻ったのですが、まだ習ってない音も含む初見の曲を いくつも、どんどん両手で弾いてしまい、感嘆させられました。

3年生のM4ちゃんは、「来年は、Sちゃんみたいな難しい曲を弾きたい」と、レッスン時にいつも見ていた4年生のSちゃんの曲へと意欲を燃やしていました。
そのSちゃんは、発表会当日 急な発熱で、お休みになってしまい、本当に残念なことでした。

同じ3年生のNちゃんは、来るなり「もう、来年の曲考えた。魔女の宅急便の『ルージュに伝言!』と、早くも次回に向けて発信しそうな勢いです。

6年生のTちゃんは、今回「花の歌」を弾くにあたって購入した「ピアノ名曲全集」の中の曲を、あれこれ見て、いろいろ弾いてみたい!と夢を膨らませています。
「この中の曲は、Tちゃんならどれでも全部弾けるよ。どれがいい?」と言うと、
「ほんと?!『結婚行進曲』でもどれでも?」と目を輝かせました。考えた結果、運動会でおなじみの「クシコス・ポスト」を弾いてみる!ということになりました。
Tちやんには初めてともいえる、アップテンポの曲です。楽しみだ。

初めてヒバリ教室の発表会に参加した、中2のAちゃんは、今回、連弾で弾いたK-POPのビート感が すっかり気に入ったようで、
「今までJ-POPとか弾いてたけど、これからは、外国の映画音楽や、リズムの激しいダンス音楽とかをたくさん弾きたい」と やる気まんまんです。
今いちばん弾いてみたいのは、「パイレーツ・オブ・カリビアン」の「彼こそは海賊」だそうで、さっそくその曲を練習することにしました。

同じく中2のY子ちゃんは、もう発表会もすっかりベテランです。
今年は、ハイドンのソナタに挑戦して大きく実力をアップしましたが、2学期からは「ソナチネアルバム」で確実なスキルをつけていく方向です。
また、それと並行して、今回連弾で弾いたようなダンス音楽やポップス、アニメのテーマなど、自分が「弾きたい」と思った音楽をどんどん取り入れて、自分なりに表現していきたいという気持ちを表明しました。

中3のM3ちゃんは、今回初めてジャズにチャレンジし、すっかりその世界に魅了されたようでした。
「来年はコレ歌いたい。ジブリの曲が、ジャズに編曲されてるの!」と、もう音源を確保しています。「ジャズボーカルもやりたい。弾き語りは・・・難しいかなと思うけど・・・」
これまでクラシック一直線だった彼女が、ジャズの世界に目覚めて、どのような音楽を広げていくか。
たいへん興味深いです。

最後に、同じく中3のMちゃん。
発表会には9回出て、童謡・クラシック・ポップス・イージーリスニング・サンバ・ボサノヴァ・・・
いろんなジャンルの音楽を経験してきた彼女が、次に求める音楽は・・・?
「M3がやってるの聴いて、ジャズもいいなあって、思った」ということで、さっそくジャズスタイルの曲をやってみることになりました。
手始めは、最近TVでも使われていた「テイク・ファイブ」です。
かっこいいぞ~

というわけで、ヒバリ教室のジュニアクラスの生徒たちは、やる気まんまんにふくらんで、2学期を迎えます。
発表会が、彼らにたくさんの夢と情熱をもたらしたようで、よかったです。