HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

クーラー嫌いHさん、熱中症防止の対策は

2019年08月06日 | レッスン日記(大人)

Hさん(大人):

真面目で練習熱心、そのくせシャイで褒められ下手、ツンデレなHさんです。

毎週、「やる気が出なくて出なくて。ホントに嫌になります」と言うのが口癖です。

先週も、「やる気が出なくて出なくて」と、予習してきたバッハの平均律第1巻6番のフーガを最後まで弾き進め、「次は何番ですか?♪」と催促。

「じゃ、じゃあ、コレにしましょうか。シャープが多いけど、慣れれば弾きやすいですから、今の曲が終わったらコレに進みましょう」と、13番のプレリュードを選んでおきました。

ところで、Hさんはクーラーが嫌いで、お家ではクーラーはあるけど使ったことはないという話でした。

ピアノを練習する時は、ご近所に聞こえないように窓を閉め切って、それでもクーラーはつけません、と去年言っていました。

でも今年の暑さは尋常じゃない。

連日、TVでは熱中症の危険が報じられ「クーラーを使うように」と呼びかけています。 

「今年もクーラーつけずに閉め切って練習してるんですか?毎日、TVで熱中症のこと言ってるじゃないですか?」

今日、レッスンに来たHさんに聞いてみました。

「そうでしょ、だからね、熱中症にならないためには」

Hさんは言いました。

「『弾かない』!」

「なるほどーw(^^)w

「そうですよ!『弾かない』が一番なんですよ」

そう言いながら、Hさんが弾いてくれたのは、先週より1ページ先まで弾き進めた「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」第4楽章と 先週最後まで到達したバッハ平均律1ー6のフーガの さらに完成度の上がったもの、おまけに「次のために」と選んでおいたバッハ平均律1ー13プレリュードも、半ページ弾いてありましたとさ。 wwwwww


「やさしい花」、モチーフと呼吸で見違えるなめらかさに

2019年08月06日 | ブルクミュラー

K子さん(大人):

先月は都合でお休みしていたので、久しぶりにブルクミュラーの「やさしい花」です。

「前に、先生から『同じようなフレーズがモチーフとなって出てくる』って教わってその時はなるほどと思ったのに、後で見たらわからなくなってて」とのこと。

それは多分ここですよね。

赤いラインで繋いだファ#ミド#ララー  いうフレーズをまるでまねっこしたかのような、ソミド#ラファ#ーというフレーズが、追いかけるように、しかし少し重なって登場してきます。

K子さんに楽譜を示すと、「あら、ほんとだ!全然気がつかなかった」とびっくりしています。

タタタタターン、というこのリズム、拍で機械的に分割せず、ファ#ミド#ララーを1まとまりとし、1呼吸で弾きましょう。「ファ#」で鍵盤に置いた手の重みを「ミド#ラ」と移動していって、最後「ラー」でスッと手を抜きます。ソミド#ラファ#ーも同様に。

「やってみて?」と言われて、K子さんがそのように弾いてみます。

手首をやわらかく使って

一息に

「おおー!」

「ねっ、違うでしょ?!」

自分で弾いた音ながら、思わず感嘆の声が出てしまう滑らかさ。

ほんとなんだよ、この違い。

「フレージング」と「呼吸」がポイントだから。

みんなもやってみてね。

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