爺々のひとりごと

毎日目にする何気ない風景そして風物詩気ままに書き綴っていきたいな

収穫高は?

2012年11月23日 | 蕎麦打ち

蕎麦刈り取って十日間の天日干し
ようやく脱穀することに いつものように仲間が八人集まった。
先ずは 振り打ちや野球のバットで実を叩き落とす。
いざ始まると雨が続いてたせいかシートに乾いた落ちる音が例年だが 湿気があって音が響かないしかも実をつけないのが結構多く感じられる。

           
                       振り打ちで

昔は 大概の家にあったものですが資料館で見つけ手作り
天日干しが完璧でなかったようで最後は 手でむしり取りました。
叩き落とした実をふるいでゴミを振り分けます。

           
                  葉や茎を除きます

最後は 蕎麦の実を唐箕で
唐箕とは 回転羽を人力で回し風を起こしゴミを吹き飛ばします。

           
                     四人がかりで

我が家の宝物昭和二十八年購入とあった
回転羽を回し左の吹き出し口からゴミが飛ばされ向こう側から軽い実が手前の口から使える蕎麦が出てきます。

           
                    これが新蕎麦

もう一度唐箕をかけます。
さあ今年は はたして収穫高は? 昨年70kg 例年60kgなのだが
結果発表63kgでした。
ただ湿気が多いのと青い実が相当ありそうで最終的には 55-57kgとなりそうだ。

小父さんたちの熱い八十日間の闘いは 終わった
これからは 天日干しの後ちっちゃな石 土を取り除き実を磨けばいよいよ新蕎麦誕生だ。



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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
昔の道具 (matutaka31さんへ)
2012-11-28 20:56:31
お蔵入りしてた農機具利にかなってると思いました。
先人の工夫には 驚くばかり
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蕎麦の収穫 (matutaka31)
2012-11-28 11:57:28
待ちに待った、期待と不安が入り混じる収穫でしたね。
63kgの収穫、まずはおめでとうございます。
昔懐かしい農村風景です。
機械化された現在、こんな光景を観られるのはhibochanさんのブログだけでしょう。
貴重な写真、有難うございました。
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蕎麦打ち (sibuyaさんへ)
2012-11-24 16:16:45
私たちの場合書き出します。
二八蕎麦ですのでそば粉400g(500g) つなぎ100g 水230-270cc
蕎麦粉 とつなぎは ふるいにかけサラサラの状態にする 水量は 天気に左右されます。
蕎麦打ちは 水回しで決まると言われますので慎重に
加水は 数回に分ける 水は ほんの少々残す。
最後は 手のひらにつけ調節 柔らかさは 耳たぶと同じと言いますが
柔らかめの方がのしやすい
味は 出汁が肝心
かえし 元汁のことで
しょうゆ500cc  みりん90cc 三温糖90g
だし 北海道産こんぶ かつお節などでつくる
かえしとだし でつゆを作る。濃淡を調節
これでいただく蕎麦は 最高
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古道具 (dojyou38さんへ)
2012-11-24 15:54:35
お蔵入りの道具が大活躍
珍しい光景に通行人も立ち止まって見学
年越し蕎麦 節分など十分な収穫です。
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新そばで年越しそばを・・ (sibuya)
2012-11-24 11:14:18
汗と苦労の賜物で新そばの収穫・・良かったですね~
大晦日の年越しそばが楽しみですね・・
私も友人から新そばの粉をいただきましたが
「そばづくり」をした事が無いのでインターネットで
そばのつくり方を勉強しているところです。
できればソバづくりのポイントを伝授を頂ければ・・
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振り打ち・唐箕 (dojyou38)
2012-11-24 09:26:16
振り打ち・唐箕、これも子供の頃母の里で見た風景です。
私の実家の辺りは干拓地で1軒当たりの耕作面積が広かったので、
私の子供の頃にはかなり機械化が進んで、様々な農業の行程が集落で共同作業をしていました。
新蕎麦、収穫例年より少な用ですが、8人で楽しむには十分な収穫だったでしょう。
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蕎麦 (しゅうちやんへ)
2012-11-24 07:17:40
猛暑で二週間遅れの種まき
心配しましたがまずまずで一安心
いよいよ新蕎麦誕生
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まもなくですね (しゅうちゃん)
2012-11-24 00:09:46
新蕎麦、食べれるの間もなくですね。
1割減位なら仕方ない方では?
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所変われば (晩節を行く農民さんへ)
2012-11-23 16:55:27
色々呼び名があるようですね
ほとんど見られない道具今となっては 貴重な品々です。
青実があったので天日干しして今一度唐箕がけ
今週集まって新蕎麦が
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年代物 (hirpさんへ)
2012-11-23 16:50:49
色々持ち寄ってます年代物ですが
大助かり通行の方も珍光景に立ち寄ってみてました。
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脱穀 (sanpo63さんへ)
2012-11-23 16:48:36
先人たちの工夫には 驚きます。
それが何故か合理的
蕎麦が始まるまで眠ってました。
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待ちに待った待望の作業 (晩節を行く農民)
2012-11-23 10:06:06
お早う御座います

収穫高を気にしながらの最後の喜びの作業ですね いろいろと工程もあり大変な作業と思います

先ず脱穀するための振り打ち作業 当方の方では嘗てたんぼの畔に植えた豆を稲架で干しそれを取り入れた後、打つ方が曲がった上に、太くなっている所で叩いて豆を落して居りました この作業を棒太打ちと謂って居りました 今は畔は皆COでその風景はなく 減反の代わりに豆を植えている方は専用のコンバインで

第二の工程はふるいでごみ別けですかこれは根気がいりますね 当方の方ではこれを"けんどん"と謂って居ります

第三の工程は実入りの良いものだけを取り出す唐箕による仕上げ作業 2回かけるわけですね 当方でも豆はこの唐箕にかけて仕上げて居りました

例年60kg の所 天候の悪い年でしたが皆さんの労苦が報いられ63kg   おめでとう御座いました

これからの工程は粉ひき  それから新蕎麦が口へ・・・収穫祝いの酒も・・・ 羨ましいです

         では 失礼致します  
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脱穀 (hiro)
2012-11-23 09:09:09
今は私語となっている言葉を思い出します。
振り打ち、脱穀機、唐箕など懐かしい。木製の唐箕は見ることもないですね。子どもの頃に手伝ったことありました。
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唐箕 (sanpo63)
2012-11-23 08:31:51
おじさんたちの奮闘ぶりは素晴らしいです。
 いよいよ収穫ですね。

 何といっても「唐箕」の存在に驚きで、究極の
エコです。これで55キロの収穫ですか。

 後は「石臼」が活躍するわけですかね。
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