自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ジャコウアゲハ観察記(その231)

2013-06-15 | ジャコウアゲハ

6月10日(月)。棲息地の現状を確認しました。

栗林の脇を走る農道を見ると,草がきれいに刈り取られていました。こういう事態はジャコウアゲハの幼虫にとってかなりのダメージです。

大きくなっていた幼虫にとって,食草の大半が刈られてしまったら,元も子もありません。それでいるかどうか心配になって,探しました。ざっと見ただけでは,幼虫の姿を確認できませんでした。そんななか,トタン板でかろうじて2個体を発見。

1個体は前蛹。

もう1個体は蛹化直後のものです。薄黄色をしていました。触ると,ピンピンとはねるような動きを見せました。これは6月最初の蛹化個体です。

生きものが種族を維持するのに,数々の災難が待ち受けています。わたしは,ジャコウアゲハのいのちを少しでも手助けできれば,と思っています。

 


モンキチョウの季節

2013-06-15 | 昆虫

職場の朝の出来事。プランターの花に水をやり終わったとき,ノジギクの葉にモンキチョウが一頭。吸水にでも訪れたのでしょうか。それとも,翅を休めていただけなのでしょうか。

せっかくなので,写真を数枚。

もっと近づいて。

昼休み,農道を歩いてウォーキングしていると,ここでもモンキチョウがいました。足元のシロツメクサの葉にとまって,その後ヒメジョオンに移動。そこで蜜を吸い始めました。もちろん,そっと近づいて写真を一枚。翅脈のおもしろさが伝わってきます。

 

写真を撮る秘訣はびっくりさせないように注意深く近づくこと。これが身に付けば,昆虫のこころにかなり近づけるのではないでしょうか。気持ちのよい一日になりました。