自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

シオヤアブの季節

2013-06-24 | 昆虫

6月22日(土)。畑で除草作業をしていると,目の前の草からシオヤアブが飛び立ちました。そうして,わたしから数m離れたところに生えた草にとまりました。

そっと近づいてみると,獲物を捕まえている様子。目を凝らすと,確かに虫を抱えています。腹端には白い毛の束が見えました。オスです。

わたしに気づいてか,プイッと飛び立つと,すぐ傍の遊具のパイプにとまりました。「よしよし,気づかれないように近寄って,写真を撮るか」と思い,寄って行きました。慎重にしたお蔭か,アブは気づかない様子。アブはハチのなかまを捕獲していました。

例年,田植えが終わった頃,道端にシオヤアブが現れます。警戒心が強いので,気づくとサッと飛び立ちます。気づかれない心得は,ただただ慎重にするほかありません。

イネ科の細い葉にとまるアブの姿は,印象的です。今年もシオヤアブの季節がやって来ました。産卵風景をしっかりとらえたいと思っていますが,さて,どうでしょうか。 

 


アゲハの孵化を追う(3)

2013-06-24 | アゲハ(ナミアゲハ)

6月17日(月)。午前8時30分。産卵後,ちょうど3日(72時間)が終了し,4日目に入ります。

トリミングすると,淡い紋様が昨日よりもっとはっきり,そして複雑になって浮かんでいる様子がよくわかります。

スダチの葉に,同時刻に産み付けられたと思われる卵を一つ採集してきました。葉の裏側に付いているものを裏返しにして撮りました。卵の表面にはざらつきが見られます。紋様がくっきり見えます。同じアゲハの卵だとは思いますが,もしかすると,まちがっているかもしれません。

二つあれば,誕生の瞬間を見るチャンスが増します。