6月22日(土)。畑で除草作業をしていると,目の前の草からシオヤアブが飛び立ちました。そうして,わたしから数m離れたところに生えた草にとまりました。
そっと近づいてみると,獲物を捕まえている様子。目を凝らすと,確かに虫を抱えています。腹端には白い毛の束が見えました。オスです。
わたしに気づいてか,プイッと飛び立つと,すぐ傍の遊具のパイプにとまりました。「よしよし,気づかれないように近寄って,写真を撮るか」と思い,寄って行きました。慎重にしたお蔭か,アブは気づかない様子。アブはハチのなかまを捕獲していました。
例年,田植えが終わった頃,道端にシオヤアブが現れます。警戒心が強いので,気づくとサッと飛び立ちます。気づかれない心得は,ただただ慎重にするほかありません。
イネ科の細い葉にとまるアブの姿は,印象的です。今年もシオヤアブの季節がやって来ました。産卵風景をしっかりとらえたいと思っていますが,さて,どうでしょうか。