自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ハチの子育て

2013-06-26 | ハチ

過日,フタモンアシナガバチの巣作りについて取り上げました。

これと同じ(たぶん)種が我が家の生垣で巣を作っているのを発見。木はツゲ。 通りかかるついでに見ていると,餌を採りに出かけていくことがあるのかなあと思うほど,ずっと目にします。とても熱心に巣作りをしているといった印象です。

ある日,うんと近寄って巣穴を覗いてみました。すると,卵と幼虫(蛹?)の姿が確認できました。卵表面のツヤ,幼虫の瑞々しい体表と紋様が見えました。 

幼虫がすくすくと成長しているというのは,餌が与えられているからです。ということは,親が餌を運んできて与えているということになります。わたしはずっとそこにいて確認したわけではないので,推測するほかありませんが,せっせと世話をしているのは確かです。親としての役目を果たしているわけです。

巣と,その中がどう変わっていくか,しばらく目が離せません。

 


ベニシジミ,恋の季節

2013-06-26 | 昆虫

ウォーキングをしていると,よく目に付くのがベニシジミです。シロツメグサやヒメジョオンの花にとまって,蜜を吸っています。シロツメグサの受粉にはハチのように,花の中に頭を入れる昆虫でなくては役に立ちません。したがって,シロツメグサにとってベニシジミはありがたい訪問者なのではありません。うまく蜜を盗み取っているだけなのです。

ところが,ふしぎなほどにこの花を訪れているベニシジミが目立ちます。

棲息数が多ければ,それだけお互いの出合いも多くなります。ヒメジョオンの花で,カップルが誕生しそうな場面を見かけました。関心を示し合っている様子です。 何を目印に雌雄を見分けているのか,尋ねたい気持ちがしてきました。

カップルが成立した風景もあります。

雌雄の判別はむずかしそうです。わたしにはさっぱりわかりません。

ベニシジミの幼虫の食草はスイバとギシギシです。卵と幼虫を探せば,見つかるかもしれません。それをたのしみにしておきましょう。

ウォーキング半分,自然観察半分,そんな気持ちでいつも田舎の農道を歩いています。