自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ミョウガの花

2014-09-03 | 植物

家の片隅,日陰に今ミョウガの花が咲き始めています。

ミョウガは珍味で美味だとわたしは思っていますが,その昔,「ミョウガを食べると物忘れが激しくなる」という俗信があったことを思い出します。

母がその俗信をもっともらしく語ってくれたのを覚えています。ときどき,その珍味を食しながら,「そんな迷信なんか,吹っ飛んでしまえ」と思いつつ,「もし物忘れが激しくなったら困るなあ」と感じたことが懐かしく浮かんできます。しかし,けっして信じていたわけではありません。 


ミョウガの花は花の集合体です。 


花の断面が見たくて,切ってみました。


 

この花は,ミョウガ本体から出た花茎の先に付きます。 

 
花を見ると,たいていの場合,実(種子)はどのように形成されていくのか気になります。

しかし,ふしぎなことにミョウガのは種子がめったに付かないのだそうです。ネット検索で種子にあたってみると,画像が紹介されています。赤い色をしていて,はっきり目立ちます。見た瞬間,「これはおもしろい!」と思いました。しかし,わたしはそれに出合ったことがありません。いつかこの目で見たいなあ。

ミョウガの花なのですが,もちろん食べました。季節の香りをちょっぴり味わった感じです。