自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

クサカゲロウの卵,成虫の死

2014-09-06 | 昆虫

キンカンの木で,クサカゲロウの卵を見かけました。卵柄の先にぽつんと1個。長細い,紡錘型の卵です。柄は全部で6本ありました。そのうち,卵があるのは2本だけ。他はもう孵化を終えたのでしょうか。


この卵は“優曇華(ウドンゲ)”,あるいは“優曇華の花”とも呼ばれて,よく知られています。語源は仏教用語です。


我が家で見かけるのは珍しいので,さらに見ていくうちに今度は成虫を発見。ただ,その姿は無惨にもクモの巣に絡め取られ,とっくにいのちを失っていました。しばらく経つと,クモがわたしへの警戒心を解除したらしく,そこに現れてクサカゲロウに取り付きました。


卵の母親はこの成虫だったのでしょうか。判断材料はまったくありませんが,もしかするとそうなのかもしれません。

観察を怠らなければ,身近なところでも結構発見が続きます。