自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

虫の目レンズはおもしろい

2014-09-19 | 日記

久し振りに虫の目レンズを持って野外撮影に。ときどき訪れる池畔は,最近草刈りがなされており,バッタ類はめっきり減っていました。

トノサマバッタはまったく見かけませんでした。いちばん撮影したいのがそれだったのですが。 カワラバッタらしいバッタが見つかりました。枯れ草の上にいると,そこにいるのがよくわかりません。保護色の威力です。

 
ショウリョウバッタもいました。水田と家並みと空と向き合っているかのようです。のどかな風景に溶け込んでいます。


河川の堤防に移動しました。 バッタがおもしろい格好をしていました。その向こうを,大河が流れてゆきます。


堤防を歩いていると,わだちにクルマバッタが。地面にいる被写体をすばやく撮るのは苦労です。 感づかれたら,一瞬にして強力なジャンプ力で遠くに逃げ去られます。


このレンズならではの,おもしろい風景が切りとれるので重宝にしています。 

 


ルリタテハの卵

2014-09-19 | ルリタテハ

サルトリイバラをあちこち調べていきましたが,孵化後の卵殻がるだけ。もう諦めかけて,最後のサルトリイバラを確かめて目に入ったのが下写真のもの。二枚の葉に,それぞれ卵が一つずつ。これには感動! 女神の微笑を感じた瞬間です。 


手持ちのルーペで観察すると,産卵後時間が経過しているようで,幼虫が透視できました。 卵のかたちはアカタテハのそれと似通っています。


拡大すると,たしかに中が見えます。毛のようなものが確認できます。 


もう一つの卵も同じときに産み付けられたようで,中が透視できます。 


「これは持ち帰って,しっかり見届けなくちゃ」。そう思い,茎ごと採集しました。このつづきは,次回に。