自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

突然のイシガケチョウ(続々々)

2014-09-17 | 昆虫

 産付後,6日が経過(7日目)。内部に大きな変化はないようです。

 


観察用に持ち帰った上記の卵は,土台になっている葉が大きく萎れ始めて,観察しにくい状態になりつつあります。それで,果樹園に産み付けられている卵を併せて観察していくことにし,さっそく撮影しました。なお,撮影は早朝で,卵に朝露がわずかに付いています。


拡大してみましょう。頭部かなにかが形成されつつあるのか,黒っぽい部分が見え始めました。


もう一つ見ておきます。


同じように拡大してみると,からだの一部が見えます。いのちが順調に育っているのです。


孵化に向かう変化がはっきり現れてきました。観察のたのしみが増します。 

 


ルリタテハの幼虫

2014-09-17 | ルリタテハ

アゲハの庭園の一角にホトトギスを植えています。昨年はそこにルリタテハが産卵しました。しかし,今年はさっぱりです。ルリタテハの生態を探りたくてじっと待ち続けているのに,これでは当て外れです。

待っていてもダメだと思い,わたしがよく訪れる公園の山際に行ってみました。そこはルリタテハの棲息地で,その姿を何度も目撃してきたところです。

山際の斜面に,サルトリイバラがあちこちに生えています。その葉に産付卵がないか探していきました。卵殻ならあるのですが,孵化前の卵はなかなか見つかりません。そのうちに,ルリタテハの若齢幼虫が目にとまりました。

それは葉の裏側にいました。一匹に続いて,二匹めが見つかりました。2齢幼虫あたりでしょうか。この日の収穫としては上々です。


さらに,孵化間もないと思われる1齢幼虫も見つかりました。


こうして卵殻・幼虫が確認できたということは,卵が見つかる可能性があるということでもあります。それにわずかな期待を抱いて,さらに探していきました。