晩秋にヤマトシジミの産卵を目撃。産卵数はたくさん。お陰で,これまでになく孵化場面を多様に画像記録できました。コンデジで超接写ができたのは大きな収穫でした。それに応じて,記事にもたくさん掲載しました。
今回は,今秋最後の孵化をご紹介します。
孵化時を待っていたにもかかわらず,出て来るところを見逃す結果になりました。見ると,出た直後で殻にいたのです。殻を見ると,幼虫は最後まで溝を開けてしまわず,途中から出て行ったことがわかります。こうした例を見たのは初めてです。
目いっぱいレンズを近づけて接写を試みました。こうなると被写界深度はとても浅くなります。一方,毛などピントの合った部分はかなり迫力が出ています。毛がからだの安全を守るのにかなりの役割を果たしているようです。
殻から離れようとしないのが幸い,やや上方向から撮ることに。毛の流れ具合がおもしろいぐらいに見えています。
殻から離れ始めました。動く被写体には一苦労。被写体がいくら小さくても,まずは頭部をしっかり写し込まなくてはなりません。
大急ぎで,上方向から撮ることに。体節がきれいに並んでいます。
反対側から撮りました。小さいのに,まことに立派な風貌です。肉眼だけでは到底観察できない世界です。
来春,またこうした場面に出合えるでしょう。たのしみに待つことにします。