自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ヒメアカタテハの産卵(9)

2017-12-17 | 昆虫

孵化後の行動を追ってみましょう。

葉から葉へと移って行きます。ときには,こんなしぐさもしながら。

 

卵が付いていた株の根元で,巣をつくり始めました。

 

吐糸行動がはっきり確認できました。口から脚へと伸びる糸は巣の材料です。 

 

糸をどんどん吐いていきます。吐いては巣を完成に近づけていきます。

 

からだを反って糸を張ることも。

 

巣といっても,中がよくよく見えます。荒い巣です。 

 

これまで入っていた卵殻も糸を固定する道具になっています。 

 

巣づくりがおわると,チチコグサの葉をさっそく食べ始めました。糞もずいぶん排泄しています。

 

足元の小さな野草の上で,この時季,こんな小さないのちが息づいているだなんて。