自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

冬,虫の目写真(5) ~タンポポ,曇り~

2017-12-23 | 植物

ウォーキングをしていると,道端にタンポポがあちこちに。綿毛やら花やら,すぼんだ花やらがほんとうに目に付きます。それでこれを主役にした虫の目写真を撮りました。この日はあいにくどんよりとした曇り空。そして湿っぽい午前中。条件はよくありませんが,それなりに雰囲気のある風景が切りとれました。

セイヨウタンポポです。花と綿毛が同居しています。向こうには田が広がり,山沿いに家が点在します。わたしの住むむらです。 

 綿毛の集団が風を待ち受けます。

 

用水路脇の畦にて。空気が乾燥していないのか,綿毛が開き切っていません。のどかな風景です。

 

水路の法面に生えたセイヨウタンポポ。これならゆっくり綿毛を飛ばせます。ゆっくり乾かして,晴れたらパァーッと飛ばせばよいのです。

 

総苞の内側では種子が膨らんでいることでしょう。 

 

写真を撮っていると,知人の運転する軽トラックが通り過ぎて行きました。

 

カンサイタンポポも咲いています。でも,虫のいないこの時期,セイヨウタンポポのような単為生殖戦略がないため結実には至りません。 それでも,この土着タンポポはちゃんと棲み分けなり同居なりができていて,駆逐されることはありません,

 

青空の下でもう一度撮ってみようと思っています。冬の青・白・黄・緑はきっと映えるでしょう。