ウォーキング道の脇に畑があり,そこにザクロの木が植わっています。木にはまだ実が一つ忘れられたように生っています。実は弾け割れて,種子が飛び出さんばかり。
弾けてから日が経っていると見えて,外皮が萎れかかっています。色も褪せてきています。
種は鳥にでも運んでほしいのでしょう,おいしそうな果肉を付けています。しかし,鳥にはほかにもっとごちそうがあるようで,なかなか食べてもらえそうにはありません。
実一つの風景がなんだか孤独にも,誇り高くも見えて強くこころに残ったので,虫の目写真のモデルになってもらうことに。
真っ青に晴れ渡った朝。急いで撮影に行きました。青空に生える実に陽光が輝きます。やはり光を味方にした撮影は魅力的です。
農道の向こうに家が数軒。山裾のむらです。さらに向こうに澄み切った青空が続きます。のどかな光景です。
自然はいいものです。こころに潤いを与えてくれます。匂いを嗅ぎながらゆっくり進んでゆきたいものです。