自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

超接写がたのしい冬(1) ~キゴシハナアブ~

2017-12-11 | 昆虫

畑でダイコンを引き抜いて台所に置いていたら,そこにキゴシハナアブが一匹! 寒いのでなんとも頼りない動きです。それも静止したり動いたりして,見るからに困惑気味です。この際,超近接撮影をするのも悪くはないなと思いつつ,さっそく写すことに。

お椀を伏せたような巨大な眼が輝きます。

 

前方から見ると,眼が頭部の大部分を占め,ぽっかり被さった感じです。眼の重要性が伝わってきます。 

 

 

 おなかが空いているとみえて,ダイコンの葉や根をペタペタ舐めています。

 

 

じっとしている間に真正面から写しました。まるで仮面ライダーそのもの。斑模様が特徴的です。

 

 

もっと近寄ると,毛が覆っているのがわかります。

 

 

これ以上近寄れないというぎりぎりまで近寄りました。個眼がきれいに並んでいます。整列しているというほうがピッタリ。単眼も忘れてはなりません。 

 

眼はこころの窓。昆虫のこころなどわかるはずがありませんが,向き合っていると,なんだかわかってきそうな雰囲気がします。ふしぎなものです。