自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ツワブキを愛する昆虫たち(続々)

2017-12-14 | 昆虫と花

ガには夜行性が多く,夜間に花を観察するとかなり見かけます。ツワブキやセイタカアワダチソウは,秋の花としてはその典型です。黄色い色がとくべつにアピールしているにちがいありません。匂いも大いに役立ってはいるでしょうが,この黄色はわたしの目にも強烈な感じがします。

ツワブキの花弁にガがとまっていました。ヤガのなかまでしょう。蜜を吸っている同種のヤガも観察できました。

 

 

それより大きめのヤガが蜜を吸っていました。名はわたしには到底同定できません。保留としておきます。

 

ついでに接写を試みました。暗闇での撮影には苦労が付き物です。口吻を巻き戻した瞬間の画像です。口周辺に花粉が付着しています。複眼には毛が生えています。

 

トリバガのなかまが訪れて,口吻を花弁にくっ付けていました。とても遠慮深そうなしぐさです。 

 

キンケハラナガツチバチもいました。昼も夜も活動できる能力の持ち主なのでしょうか。 真相はわかりません。

 

夜は冷え込んで観察はたいへんですが,夜の昆虫生態が見えてたのしいものです。

 


マンサク,今(1)

2017-12-14 | マンサク

マンサクの咲く季節が巡って来ました。今日12月14日(木)は雪化粧の朝を迎えました。大寒波が押し寄せて,マンサクの蕾もヒヤッとしたことでしょう。

 

雪帽子を被った蕾の集団。よく見ると,ちょっとばかり膨らみ加減のものがあります。黄色い花弁が覗いています。もしかすると年内には開くかもしれません。

 

ユスリカのなかまが一匹,じっとしていました。毎年この花で見かける生きものです。花が開くのを待ちわびているのかもしれません。

 

同じ昆虫だと思われるものが死がいで枝にくっ付いていました。クモにでも襲われたのでしょう。

 

今シーズンもこのシリーズを始めることにします。今日が第一回目です。