ガには夜行性が多く,夜間に花を観察するとかなり見かけます。ツワブキやセイタカアワダチソウは,秋の花としてはその典型です。黄色い色がとくべつにアピールしているにちがいありません。匂いも大いに役立ってはいるでしょうが,この黄色はわたしの目にも強烈な感じがします。
ツワブキの花弁にガがとまっていました。ヤガのなかまでしょう。蜜を吸っている同種のヤガも観察できました。
それより大きめのヤガが蜜を吸っていました。名はわたしには到底同定できません。保留としておきます。
ついでに接写を試みました。暗闇での撮影には苦労が付き物です。口吻を巻き戻した瞬間の画像です。口周辺に花粉が付着しています。複眼には毛が生えています。
トリバガのなかまが訪れて,口吻を花弁にくっ付けていました。とても遠慮深そうなしぐさです。
キンケハラナガツチバチもいました。昼も夜も活動できる能力の持ち主なのでしょうか。 真相はわかりません。
夜は冷え込んで観察はたいへんですが,夜の昆虫生態が見えてたのしいものです。