卵Aから生まれる幼虫の姿を追ってみましょう。
卵の上部をほぼくり抜き終えて,口を出しています。「やれやれ」というところでしょうか。
しばらくすると,蓋をグッと押し上げます。
ついに出て来たー! 小さな卵に,ぎゅうぎゅうに詰まっていたからだをグィーッと伸ばします。
なんだかおどけたような。
すぐに近くの葉に向かいました。
そこに前脚を乗せます。
からだを葉に乗せて,ドキドキしたような動きです。止まることなく,移動を続けます。早く身を隠すところをつくりたいのでしょうか。
これはわたしが初めて目撃したヒメアカタテハの孵化です。強烈過ぎるほどの印象が残りました。