トレイルランの足慣らしに、神奈川県北町の大野山へ行くと言う息子。
「洒水の滝でも見てきたらどう」と勧めてくれたので、
車に同乗させて貰い、夫と歩いてきた。
東名高速・秦野付近から見た富士山
家を出たのは8:35
東名高速の松田インター、国道46号線を経由して、山北町には9:20に着いた。
山北駅と山北町健康福祉センター
車を駅のロータリーに止め、駅前の観光案内所で
駅周辺に駐車場はあるか尋ねると、
小学校の校庭と山北町健康福祉センターの駐車場が
が解放されているとのこと。
健康福祉センターには「さくらの湯」があり、
帰りに立ち寄るつもりだったので、そこに止めることにした。
山北町健康福祉センターの脇にある公園では水車や
蒸気機関車D52が静態保存されていた。
9:45
一休みしたあと、息子は大野山にトレイルラン。
夫と私は河村城址から洒水の滝方面に向けて歩き始めた。
道標に従って歩いていると、萬霊等(ばんれいとう)と書かれた石碑が…
その先には成翁寺があったので立ち寄った。
詳しいことはよくわからないが、曹洞宗のお寺らしい。
静かな山あいのお寺で、心癒された。
河津桜ではないようだが、とても綺麗。
この時期に咲くのは「おかめさくら」だろうか。
河村城址入り口の石碑があった。
ここからは坂を上るのみ。
10:10
本城郭の入口
河村城は標高約225mにある山城で、
平安時代末期に、藤原秀郷の一族である波多野遠義の子・河村秀高が
築いたと言われている。
戦国時代には関東管領上杉氏、大森氏の持城となった時期を経て、
最終的には北条氏が甲斐の武田氏に備えた支城として重要視されたが
1590年(天正18年)、豊臣秀吉の小田原攻めの際落城し、
廃城になった。
河村城碑
山の右側に少しだけ白く見えるのが富士山
畝堀
看板には「敵の侵入を困難にしようと堀底を畝で区切ったもの」と書かれていた。
神社
お姫井戸
落城した城主の姫が身を投じたという哀話が伝えられている。
橋の向こうは大庭郭
「洒水の滝」へ
道標に従って下る。
最初は階段の道だが、途中から写真のように土の道になる。
大日如来石碑
ここより下はコンクリートの道
人家が増えてくる
河津桜
山北町立日向活性化施設(トイレあり)と、
酒匂川・高瀬橋
赤い鳥居を過ぎ2~3分歩くと、
洒水の滝と書かれた看板があるのでその道路を渡る。
洒水の滝へ行くための歩行者専用散策路がある。
ここからはデジカメの調子が悪くなり、スマホ撮影となる。
実際の色より黄色が強く出たのはなぜだろう。
スマホ撮影はあまりしないし、説明も読んでいないのでよくわからない。
少しは勉強しなくては・・・
最勝寺
石棺の碑
「幸せダルマ」の横の階段にも小さな観曝台があり、
木立の間から滝を見ることができる。
「名水百選洒水の滝」昭和60年、環境庁より認定
11:00
「洒水の滝」に到着
洒水の滝は鎌倉時代の名僧・文覚上人が修業した滝と言われ、
酒匂川の支流にかかる3段の滝。下段の一の滝は69mで、
観瀑台から見ることはできないが、更に上流には二の滝16m、三の滝29mがある。
赤い橋から先は立ち入り禁止。
日本の滝百選の他に、全国名水百選、かながわの景勝50選、
かながわ未来遺産100にも選ばれている。
この写真では美しさが伝わらず残念。
帰りは河村城址経由でなく一般道(県道726号線)で。
橋の上からは東電の水力発電所が見えた。
国道246号線には入らず直進し県道76号線へ。
最後はJR御殿場線の線路沿いの道を歩く。
あと3週間もすれば、綺麗な桜を見ることができるだろう。
12:35
駐車場着。
スマホの万歩計は11.478歩で、
時間がかかった割には歩数が少なかった。
車に入ると、息子が走るときに腰につけていた
ペットボトルの空が座席に置いてあった。
どこに行ったのだろうと、何度電話をしても出ない。
仕方なく車の中でお弁当を食べていると、
1時間ぐらい経ってから連絡があり、
さくらの湯で入浴を済ませ、寛いでいるとのことだった。
それを聞いて私たちも、さくらの湯に行くことに。
さくらの湯は、北海道長万部の名湯二股ラジウム温泉の石灰岩原石を
100%使用した、炭酸カルシウム人工温泉だそうだ。
冷え性・しもやけ・リウマチ・肩こりなどに効果があるとされ、
料金も2時間400円とリーズナブルなので、
地元のみならず、登山客や観光客にも大人気なのだそうだ。
2:40さくら湯を出て、東名高速を経由して帰路についたが3:35には家に着いた。
やっぱり車で行くと楽だ。