こんばんは、へちま細太郎です。
藤川先生のご先祖さまのお話です。
「江戸時代の中ぐらいかなあ、当時の殿様のお国御前が生んだ姫がいたんだ」
お国御前というのは、お殿様の地元の奥さんのことだそうです。
「お国御前の娘だから、それは大事にされていたそうだ。何といっても、江戸にいる正室に次ぐ立場の女性の娘だし、殿様はいたくかわいがっていたらしい。年頃になって、嫁に行くことが決まり江戸に行かなくてはいけなくなったが、姫は突然病気になってしまった。医者が治療を施しても一向に治る気配もない。ついには食事ものどに通らなくなった。これはもう結婚どころではない。殿様同士の話で婚約は取り消しとなったが、代わりに妹に白羽の矢が当たった。この妹は、殿様が気まぐれで手をつけた侍女を母に持っていたから、そんなにかわいがられてはいなかったんだな。住んでいたのもお城ではなく、家来の家だった。ところが、この妹姫にはこの家来の息子という恋人がいた。 というところで、いったん、トイレ休憩な」
何だよ、藤川先生…。
だから、つづきます
藤川先生のご先祖さまのお話です。
「江戸時代の中ぐらいかなあ、当時の殿様のお国御前が生んだ姫がいたんだ」
お国御前というのは、お殿様の地元の奥さんのことだそうです。
「お国御前の娘だから、それは大事にされていたそうだ。何といっても、江戸にいる正室に次ぐ立場の女性の娘だし、殿様はいたくかわいがっていたらしい。年頃になって、嫁に行くことが決まり江戸に行かなくてはいけなくなったが、姫は突然病気になってしまった。医者が治療を施しても一向に治る気配もない。ついには食事ものどに通らなくなった。これはもう結婚どころではない。殿様同士の話で婚約は取り消しとなったが、代わりに妹に白羽の矢が当たった。この妹は、殿様が気まぐれで手をつけた侍女を母に持っていたから、そんなにかわいがられてはいなかったんだな。住んでいたのもお城ではなく、家来の家だった。ところが、この妹姫にはこの家来の息子という恋人がいた。 というところで、いったん、トイレ休憩な」
何だよ、藤川先生…。
だから、つづきます