6月の新月期、天候に恵まれて16日17日と二晩続けての撮影でした。
17日にみずがき天文愛好会で天文合宿が開催され、木曽の開田高原から直行です。
会場のみずがき湖ビジターセンターには午後に到着。多くの会員の皆さんは前日から来て撮影されていて良い結果が得られたようです。会場では星空写真展が開催されていて会員の皆さんの素晴らし作品を堪能させていただきました。
新たに会員になられた方もみえて、楽しく天文談話と美味しい夕食で日没を迎えました。
今晩の撮影対象と目標は・・・・
長焦点のHD800と冷却CMOSカメラ533MC Proの組み合わせで、OFF-AXIS Guiderを試してみようと準備していました。センサーが正方形の533MCと組み合わせるとOFF-AXIS Guiderを360°どこでも干渉しませんのでガイド星が見つけやすいのではと考えました。
もう一つ、撮影対象は白鳥座のNGC6888 クレセント星雲を鏡筒を向けて撮影に入りました。
OFF-AXIS Guiderに集中してもクレセントは撮影を続けてくれるだろうとの魂胆です。
TITLE:NGC6888 クレセント星雲
DATE:2023-6-17
TIME:21:07..01:24
撮影場所:みずがき湖
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:タカハシ FC100-DF
コンバーションレンズ:タカハシ エクステンダーQ1.6x
焦点距離:1184mm
F値:F11.8
露出時間:600s
撮影枚数:22コマ
フィルター:L-eXtreme
ISO:40000
温度:10℃
赤道儀:SW EQ5Pro
オートガイド:PHD2 ZWO ASI 120MM-mini
ガイド鏡:30x130mm
画像処理:PI、Ps、Lrで仕上げ 、70%トリミング
クレセント星雲は約5000光年離れた位置にある散光星雲で、WR型星 青色巨星と赤色巨星時に放出された恒星風が衝突して形成されているそうです。
明るさは7.4等級ですが明るいのは傘の上部の白い部分だけです。命名当時はこの部分の特徴からクレセント(三日月)と呼ばれたのではないかと推測します。
これも出世魚の様に、
三日月 → バフンウニ → クラゲ → エイリアンの頭の中 等と呼び名も変化したら面白いですね。
二日目の撮影で眠気と疲れが襲ってきます。OFF-AXISの方は中々ガイド星が見つからず苦戦していますが頭の中の思考回路が切れ、これ以上はムリと今晩はあきらめました。エイリアンの頭(脳)が欲しいです。
ほったらかしのクレセントは、休憩をとっている間も順調に撮影を続けてくれています。
中焦点とナローバンドフィルターの露出時間は600秒、10分の長時間露光ですがガイドが安定して撮影してくれました。
お疲れさんでした。
これはすごいですね。
フィルターと長時間露光ですごい解像度。
魅惑な宇宙観ですね。
周辺に赤く淡い星間物質が分布しているのが良くわかります。
himadawaさんの高価なフィルターで撮影されたこのカラーを参考にして、こちらも再処理をかけてみたいと思います。
ダイオウイカに続き、難物を次々ゲットしていますね。
良いものを見させて頂きました
天文合宿の成果があったようです。
でも、自分は何もしていません。最初にセットし露出条件を決めてからは、ほったらかしでした。
良い空が一番ですね。
コメントありがとうございます。
このフィルターなかなか良いようですね。
でも、こうちゃんさんが先日のBKP300で撮影されたクレセントの迫力は凄いです。
7月の新月期も期待したいですね。
コメントありがとうございます。
10cmでも結構細部がでて嬉しいですね。
技術もなく、撮影の機会も少ないのに難物に挑戦しています。
天文合宿の時のOFF-AXISはまだ、全く使えていません。疲れていないときに再挑戦したいと思っています。