皿尾城の空の下

久伊豆大雷神社。勧請八百年を超える忍領乾の守護神。現在の宮司で二十三代目。郷土史や日常生活を綴っています。

フェンスの向こうの星条旗①海を渡った理由

2024-07-16 19:19:00 | 物と人の流れ

2024年7月5日勤務している会社の海外視察ツアーとしてアメリカニューヨークへ渡りました。期間はわずか3日間ですが、30年ぶりに海外へ渡航することができとてもうれしく思います。これまで1995年に大学のゼミの研修でグアムへ4日間。1998年5月に若気の至りで韓国ソウルへ気まま旅をしたのみですので、ほぼ日本という国を離れた経験がありません。特に韓国旅行時はウォンが暴落していた時期で、勢いで航空券だけとってあとは現地で何とかなるというような気持で渡りました。当時目的があったわけではありません。(グアムはゼミの研修で現地警察署などを教授が案内してくれました)

今回アメリカ流通視察ということで、日本円の価値がかなり下がっている中でもアメリカニューヨーク周辺のスーパー中心に多くの施設を見るチャンスということでかなり前向きにとらえ、応募しました。というのは建前であって、本当の理由は今の日本をアメリカの人々はどう見ているのか知りたかったからです。知ったところで何が変わるわけっではありません。純粋に自己満足したかったのだと思います。

パスポートも本当に久しぶりに取得しました。

空港で両替した現金は20ドルのみでした。(あとは全てクレジットカード)搭乗手続き、事前出国の手続きなどすべてwebで事前に行います。ともに行くメンバーは私を除いて30代、20代ですので普段旅慣れていなくとも手続き等で困る様子は全くありません。私一人いろいろ若い人に聞きながら足を引っ張らないように不慣れをさらけ出して必死に搭乗手続きまでやり過ごしていました。

ひとつだけ旅のテーマをもって過ごしました。

星条旗を見てこよう!

浜田省吾のアルバムBLOOD LINE を学生時代に聞いていましたので、戦後の人々が日の丸ではなくアメリカの国旗を見て漠然と国に対する思いを胸に秘め過ごしていたことを思い出しました。

フェンスの向こうにわたりできるだけ星条旗を目に焼き付けて来よう。50代でこんな旅ができると思いませんでした。

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