ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

「ペヤングヌードル」を、食べてみる。

2023-07-14 18:00:00 | うまいもん
先日の山梨のスーパーで、こんなものを発見してしまった。

「ペヤングヌードル」。
関東の方にはごくごくありふれた商品かもしれないが、我々関西人はペヤングと云えばソース焼きそばしか知らないので、コレはヒジョーに新鮮だ。

それにしても、このレトロなデザインはどうだ。

まるで70年代からタイムスリップしてきたような書体と色使い。
古い遊園地でポップコーンを買ったら、こんな容器で出てきそうだ(笑)。

栄養成分表示は、こんなん。

開封してみる。

フリーズドライの具と、スパイス。

湯を入れ、3分待ったところがこちら。

おびただしい数のカマボコと卵が目を引く。

箸を上げてみる。

この、ものすごく懐かしい風味は何だろうか。
ひと言で言えば、カップラーメン黎明期のあの洗練されていない味。
日清カップヌードルを発売当初から知る私は、当初を思えばカップヌードルの特にノーマルは随分洗練され、おいしくなったものだが発売当初はあの味付け揚げ麺のプンと来るクセや、どっちつかずなスープの感じが強く印象に残っている。
そして各メーカーは、一斉にカップヌードルを追随した。
サンヨー食品は、カップスター。コレは現存する。
他にも「カップジョリック」「ジョイカップ101」などがあったが、数年で消えてしまった。どれも、カップヌードルを超えられなかったのだろう。そして、どの商品も初期型カップヌードルと同じクセがあった。

あの発売当初に感じたクセのような風味が、まだこのペヤングヌードルにはあったのには驚いた。
一周回って、この風味は本当にクセになる。
関西で手に入る、初期型ヌードルのクセが現存する商品と云えば徳島産業「金ちゃんラーメン」があるが、それとてここまでの初期型風味はない。
送料をかけてお取り寄せするほどでもないが、もし見かけたら箱買いするかも(笑)…?

長野・山梨ツアーおまけ;石和温泉・ホテル石庭。

2023-07-13 18:00:00 | 旅行・レジャー
今回お世話になったのが、石和温泉の「ホテル石庭」。

堂々とした佇まいの老舗のようだ。
もちろん、ロビーも広々。

部屋は、申し訳ないほど広い。
建物の外観は古めかしさが否めないが、館内は綺麗にリノベされている。
「Booking.com」経由で1泊2食12,000円(税込)で取ったので、部屋はワケアリかもと思っていたのだが素晴らしい部屋だった。

部屋から見える景色。

さて石和温泉に入るのは初めてなので、期待は大きい。
さすがに実物は撮れないのでHPからの引用になるが、このような展望露天風呂がある。

但し大浴場の男女どちらかしかなく、私が泊まった日はチェックイン日が男性、チェックアウト日が女性という入れ替えであった。
開湯62年とまだ新しい温泉のようで、弱アルカリ性単純泉はサラリとして無味無臭、湯上がりの肌のしっとり感が持続する。

さて、お楽しみの夕食。
会場に向かう廊下から見える、宿名の由来にもなっている立派な石庭。

こちらが、お品書き。

デフォルトセッティング。

やはり山梨なので、ここはグラスワインの白で乾杯だ。

スッキリと飲みやすい。

こちらが、冷やし鉢。

お造り。

豚バラきゅうり和え。

夏らしく、ハモ。

サワラのとうもろこし焼き。
コーンペーストが乗った状態で焼かれており、さっぱりしたサワラの身にコクを増している。

牛すき焼き鍋に、火を入れる。

天ぷらも来た。

考えたら、昼も晩も天ぷらだ(笑)。

牛すき焼き鍋を、溶き卵につけていただく。
関西人の我々からすれば甘みが圧倒的に足りないが、コレはコレでウマい。

デザートも山梨らしく、桃だ。

朝食バイキングも、充実している。



適当に取ったところが、こんなん。

左上は、おぼろ豆腐。
その下は、鶏だんご汁。
真ん中上は、温泉卵。
やはり私は和食派ですなぁ…

ジャズシンガー・青紀ひかりさんのライブに行く。

2023-07-12 19:45:01 | No Music,No Life.

今夜はご縁があって、ジャズシンガー・青紀ひかりさんのライブがビルボード大阪で開かれるというので行ってきたのだが、これがまたものすごく良かった。

ドラム・ベース・ギター・ピアノの4リズムにサックスを加えた5人編成のバンドだったが、いきなり山下達郎「シャンプー」のカバーから始まった。
実は青紀さん、先日10枚目のアルバムをリリースされたばかりでその中からの曲を中心に歌われたのだが、その「シャンプー」しかり松山千春「恋」しかりSTING「Shape Of My Heart」しかり、そもそもアルバムの選曲が秀逸すぎる。

青紀さんの声域はおそらくアルトだが、他にハイトーンで気張るシンガーは山ほどいるのだが低音でこれだけ説得力のある人のボーカルほ正直聴いた事がなく、何とも言えぬ心地良さに包まれてずっと聴いていたくなるほどであった。

他にも大阪ならではの桑名正博・やしきたかじん・上田正樹の「大阪ソングメドレー」もあり、客は大きな拍手を送っていた。
これだけ難易度の高い曲でありながら、大衆にもわかりやすい「のりしろ」を持っている青紀ひかりさん、最強ではなかろうか…

長野・山梨ツアーおまけその1・買ったもんあれこれ。

2023-07-11 18:00:00 | うまいもん
今回のツアーも、食べるもんばかり仕入れてきた(笑)。

まず右は、ほうとうの乾麺。野菜などの具とともに煮込む味噌鍋だ。
コレは賞味期限が9月末までなので、涼しくなってから食べよう。

その隣は、手前がおなじみ信玄餅。
信玄餅については多くの人が
「きな粉に付けにくく、食べにくい」
と思っているようだが、現地の方に聞くと包みのビニールを広げて遠慮なくきな粉をぶちまけて餅を置き、黒蜜をダーッとかけて食べると良いそうな。

その奥は、現地のスーパーで買ったペヤングヌードル。
コレは食べる時が来た日に、詳細にレポートさせていただく。

左は、帰りの浜松サービスエリアで買った浜松餃子。
コレは、帰ったその日の夕食に焼いた。

我ながら、プロのような焼き色(笑)。
本格的にいくなら真ん中に茹でモヤシを盛りたいのだが、買えなかった。
その代わり、冷凍の残りごはんを一気に解凍して…

餃子・炒飯定食にしたのであった(笑)…

「達郎・ジャニーズ問題」に思う。

2023-07-10 18:00:00 | No Music,No Life.
我が尊敬してやまない「歌う人間国宝」山下達郎が、ネットで大炎上している。
事の発端はご承知のように、松尾潔氏がスマイルカンパニーとの契約を解除した件で
「山下達郎さんもこの件については…」
と突如達郎の名前が出て、様々な憶測が飛び交い物議を醸したため達郎の唯一の公式発言の場であるラジオ「サンデー・ソングブック」7/9放送分で7分間にわたり言及した事による。

私も山梨の旅から帰る途中のクルマで耳を皿にして聴いていたのだが、発言を要約すると
・松尾潔氏とは雇用関係になく、契約解除であり双方合意文書も存在する。
・ジャニー喜多川氏の性加害について、単なるミュージシャンの自分が知る由もないが、性加害そのものはあってはならない。
・ジャニー喜多川氏は恩人。多くの才能を持ったタレントと出会わせてもらったおかげで、ミュージシャンとして自分も成長させてもらった。
・「ジャニー氏に対する忖度」と思うなら別に構わない。そんな人に私の音楽は必要ない。

となる。
この発言直後からネットでは
「長年のファンなのに、見損なった」
「性加害者の擁護はセカンドレイプになる事もわからないのか」
などというコメントが相次ぎ、ツイッターでは一時「#山下達郎」がトレンド入りする事態となった。

「2ちゃんねる」創始者の西村ひろゆき氏が言うように、ネットにコメントする人はヒマな人で、大半の多忙な常識人はコメントを書き込まない、というのも当たっているのかもしれないが、私は達郎の毅然としたコメントに心の中で拍手を送っていた。

ジャニーズ事務所内の性加害は、随分昔から噂になっており、公然の秘密とされていた。
今回、英国BBCのドキュメンタリー番組により白日のもとに晒される結果となったのだが、大前提として性暴力はあってはならない。これは当然の事。
単なる芸能界の闇の問題ではなく、人権問題。
ではBBCが報じるまでダンマリを決め込んでいたのは、マスコミだけなのか?
一般人の多くも噂は知っていただろうに、BBCの尻馬に乗ってやれ日本のマスコミはヘタレだと罵る資格はあるのか。
一般人は、そこまで聖人君子なのか。
ジャニーズアイドルに熱狂するファンは、目の前で踊るアイドルがみな喜多川氏に性暴力を受けたうえでスターになったのを、薄々知っていたのではないのか?

「喜多川氏の擁護は、性犯罪者の擁護そのもの」
といった書き込みが多いが、コメント主は本当に人の話をよく聞かない人が多いので呆れる。
達郎は
「性犯罪は許されるものではなく、第三者委員会を立ち上げるべき」
と言明している。
これの、どこが擁護なのか。
これほどわかりやすい
「罪(=性犯罪)を憎んで、人(=喜多川氏)を憎まず」
はない。

切り取り、印象操作もひどい。
達郎はSMAPの解散、嵐の活動休止、キンプリの分裂などジャニーズの闇の部分にも触れており、こちらの意義は大きい。
喜多川氏の行動について、第三者委員会を立ち上げて真相究明せねばならないとまで言及している達郎の、一体どこが忖度なのか。

達郎は自らを「アーティスト」とは絶対に名乗らない。
1991年のアルバムタイトルのように、達郎は職人=アルチザンなのだ。
極端に言えば、職人は獄中から仕事の依頼があっても請ける。
請けたうえで、最高の仕事をする。 
そしてその成果物に、何の罪もない。
それ以上でも以下でもない。

喜多川氏が所属タレントに性暴力を働いていたかを達郎が知る由もなかった、という発言の真偽のほどは定かではない。が1999年に東京高裁判決が出ているのを達郎が知らないはずもなく、ここには申し訳ないが達郎の逃げを感じてしまう。
が、知っていたとて達郎は作曲依頼を請けていたはずだ。

仮に達郎が保身に走るなら、性加害を機にジャニーズと縁を切っていただろうが、むしろその方がファンとしては残念だったろう。
私は、誤解を恐れず喜多川氏への義理を語った達郎の覚悟を称えたい。
そして今回の件でもし長年のファンが辞めるような事態になれば、むしろ今後チケットが取りやすくなるので大いに歓迎する。
コアなファンならわかると思うが、達郎はドロップアウトで音楽を始め、食えなかった時代も長かった。
ライブのMCでもおなじみだが、達郎は自らを「心情的アナーキスト」と称する、徹底した反権力だ。あの耳に心地よい声や音とは裏腹に、生き様はロックンロールそのものであり、いくら喜多川氏に恩義を感じようと喜多川氏におもねるような事はしない。
だからこその、第三者委員会云々の発言になるのだ。

性暴力については粛々と真相解明、被害者休載を進めるとして、今回の達郎叩きは終わってみれば義理と忖度の違いがわからない人が思いのほか多かった、というだけの事になろう…