花の四日市スワマエ商店街

四日市の水谷仏具店です 譚

モディリアーニ展

2008年05月05日 | わたくしごと、つまり個人的なこと
先日、4月24日振興組合がパニックに陥る初日、来るべき大惨事も予測できないまま、名古屋市美術館へ「モディリアーニ展」を見に出かけました。
モディリアーニは19世紀初め35歳の若さで逝った「エコール・ド・パリ」の中心人物であります。
1世紀を経てもなお、彼様の描いた絵は垢抜けております。
卵形の顔に、太い首、なで肩の体は、彼様独特の絵であります。
          
黒目が入ってない作品が多い。これはトレードマークかと思っておりましたが、彼の特許ではなく当時の前衛画家の流行でもあったそうです。セザンヌもピカソもマティスも瞳のない人物を描いております。
黒目を入れると絵の人物と目が合って、絵全体として鑑賞されないからだそうであります。
          
さて、彼様はずいぶんもてました。33歳のときモデルのジャンヌ・エビュテルヌとめぐり合います。
これが美人でございました。
          
彼女様の絵を何枚も描いておりますが、私はちっとも似てないと思います。すでにモディリアーニの画風は確立されていたのでしょう。
          
結核をわずらい、酒に明け暮れ他界した彼様のあとを追ってジャンヌ・エビュテルヌも自殺をとげまする。
世間に充分認められないまま、貧困のうちに逝った彼の生涯は、ドラマチックでありました。
最後に、今回の展示で私のいちばん好きだった作品を揚げます。
ヌードが並ぶコーナーの中で、この一点は少しもエロを感じさせませんでした。爽やかさが漂います。
          
モディリアーニの作品で、私は少女を描いた絵が好きであります。
決してロリコンではありませんので、そこんとこヨロシク