花の四日市スワマエ商店街

四日市の水谷仏具店です 譚

いわき市視察 プロローグ

2009年02月20日 | 諏訪商店街振興組合のこと
2月18・19日、四日市諏訪商店街振興組合より「いわき市」視察に出かけました。
東京上野から常磐線特急のぞみで2時間16分、途中水戸の偕楽園の梅を車窓から眺め、湯本温泉を通過して「いわき市」に着きました。
「いわき市」は昭和41年に合併した人口34万の都市、映画「フラガール」で有名となった常磐炭鉱で栄えた町です。昭和51年炭鉱は閉山、その後工業の町として栄えてきました。
「いわき市」は他都市同様、西友や地元の大型店が次々に閉店、中心商店の空洞化がすすみました。
市街地再開発の動きは昭和46年頃から起きていました。特に平駅前の一等地に再開発ビル建設の動きは出ていたのですが、地権者の話がまとまらず、平成4年ようやく地価の下落に危機感を感じた地元商店街により平駅前再開発準備会が発足しました。
行政や商工会議所・JRを交えた定期的な会を重ね平成17年工事に着手、平成19年10月にいわき駅前再開発ビル「ラトヴ」が完成したのです。
駅を出てデッキを渡ると、右正面に8階建ての「ラトヴ」が迫っています。周辺は、いわき駅を含めた駅前整備事業の途中でした。
          
          
          
現在「ラトヴ」は権利者36名と行政・商工会議所で構成された組合が㈱ラトヴコーポレーションへ委託、地下1・2階駐車場、1階が駐車場と食品、デッキにつながった2階と上の3階は商業フロア、4・5階が図書館、そこから上が商工会議所・展示ホール・業務オフィスとなっています。
          
          
          商業フロア
街の衰退をあきらめず再開発実現の運びにこぎつけた底力は、炭鉱閉山の絶望から立ち直った、あの常磐ハワイアンの「フラガール」を髣髴とさせるものでした。