え~、先にことわっておきます。
これはささやかな自慢ブログです

ペコリ
2月も終わる頃、夕飯時に姪っ子(姉)からLINEが来ました。
「Marchちゃんにお願いが…」
息子Rイの通う保育園は、学年(学年でいいのかな?)が終わる時に毎年
そのクラスの文集を作る慣わしらしいの。
ひよこさんもチューリップさんもたんぽぽさんも、
それぞれの親が見開き2ページ分を受け持って、自分の子供の1年間の写真や文章を寄稿して、一冊の文集にするらしい。
その表紙をワタシに助けてほしいと
これまでも「文集係」としてその制作に携わってきたけど、
他のママさんの手前自分の意見は控えめにしてきた姪っ子(姉)。
けれど!
「今年はやっと私一人で受け持つことになったんだよ
」
つきましては、その表紙をMarchちゃんに描いてほしい、と(笑)
…というのも、従来の先輩の表紙はどこかのイラスト集から持ってきた
「ひよこ」「虹」「四つ葉のクローバー」「青い鳥」といった
正直
面白味に欠ける 抽象的なものばかり。
(姪っ子から過去の画像をもらったけどそれは先輩ママさんの名誉のためにも載せられないわ)
その表紙を見てもその1年の子供たちの活動が浮かぶような物ではなかったのが、姪っ子(姉)的には少し不満だったらしい。
(できないくせにそういうことだけ思うのが実にワタシの血筋だ(笑))
そして担当になった今回、自分でもイラスト集を探してはみたけれど、ちょうどいいイラストがなく、

画伯に聞いてみよう

と思ったんだって。
表紙に描いてほしいのは『亀』と『サンゴ』。
なんだかよく忘れちゃったけど、運動会?で子供たちが大きな亀のおみこしを作り、サンゴがどーのこーので、
何しろ『亀』と『サンゴ』を表紙に載せられたら子供たちが「あ~

あれだ~

」と
一生懸命工作したことを思い出せるモチーフなんだって。
「Marchちゃん、つきましては2週間ぐ…」
ふ~ん。
こんなんでいいわけ?
姪っ子(姉)が納期を言い終わるか終わらないかで、ちょうどご飯を食べ終えていたワタシが
ざっくり下描きを送ったもんで、姪っ子(姉)はびっくり腰ぬかしちゃった(笑)
亀もサンゴも描いたことないけど、どう配置したらいいかもわからないし、
余白が多すぎるから「次への旅立ち」ってことで開け放した窓でも描くかね~。
(ありがち

)
そうしてその晩、ワタシはパソコンに向かい、にわかイラストレーターになりました。
何のソフトも持たないワタシはマウスでフリーハンドで書くしか能がなく、
(ホントはペンと画用紙ならもう少しうまく描けそうだけど)
描いては消し、描いては移動を繰り返し、次のラフをこんな風に送ったよ。
こんな感じで進めていいかなー?
「いい!バッチリだよ
でさー、Marchちゃん。お願いついでにウサギを窓から覗いてるようにしてくれない?」
むむむっ

新キャラクター登場?
けれど、パソコンならそんな修正も容易で、ワタシは窓の中にウサギを描き足しました。
海に上る太陽を少し右にずらし、新キャラウサギを追加。
そんな移動も塗り絵もクリック一つでできちゃうのが簡単だよね~
亀の色は実際に子供たちが作った作品を元に同じ配色にしました。
(亀が左むいてるのわかる?)

亀の下には子供たちが描いたウサギ。
(どんなストーリーかは知らないけど)
そんなヒントをもらいつつ、March画伯が姪っ子(姉)に送った最終データがこちら。
深海の中を優雅に泳ぐ亀が気持ち良さそうじゃない?
マウスでフリーハンドで描く絵はガコガコ

して線が粗いんだけど、
サンゴにだけはそのガコガコ感がむしろちょうど良く、リアルに描けました。
2週間をめどに…と思っていた姪っ子(姉)も、その晩に最終データが届いたことには驚いていたけれど、
並行して姪っ子(姉)も他の作業に頑張ったのよね。
お母さんの中には見開き2ページを埋められない人もいるらしく、子供の写真を片側1ページだけに仕上げてきちゃう人もいるんだって。
ワタシならどの写真にしようか厳選するのに悩んじゃいそうだけどさ~。
中にはそういう淡白なお母さんもいるのね。
そんなページには姪っ子がワタシと同じようにマウスで絵を描いてスペースを埋めてあげたらしい
おむすびころりん や ロケットの絵。
まー、ワタシの域には(笑)達していないけど、それはそれで味のある
(「味のある」って使い勝手のいい言葉よねー
)イラストを描いてあげたのはエライ
できたページをこれまでのカラーコピーから印刷・製本業者に依頼することで、予算の6割削減をしたのも姪っ子(姉)の手柄だね
これが製本されてきた今年の文集。ひまわりぐみさん。
2人の自画自賛としては歴代の作品よりぜったいにいいよね~

ってこと
そもそも白い背景に







が並ぶだけのイラストより、べた塗りの表紙はそれだけでかっこいい!
ぜったいよそのクラスよりLivelyなキャラクターを使えたと自負するわ。
ヒミツだけどね
ようやく解禁になったのでこうしてブログに載せました~
今度実物を見せてもらおう。
Rイの見開きページも姪っ子(姉)がどれだけ工夫したのか、それを見るのが楽しみだわ~
できもしない大風呂敷を広げるところも、他の人が引いちゃうようなことに一生懸命頑張るところも、
全部ワタシによく似た姪っ子(姉)。
でも、自己満足としても仕事をしながらそうやって子育てに苦しめるのは幸せなことじゃないの。
文集もあと何冊も作れないんだもんね。
少なくとも今年の文集は、姪っ子(姉)のアイデアがよく投影されたものになったと思うよ。
そこにちょこっと参加させてもらって、ナンチャッテ画伯も…幸せね~
