国が定める水の基準は、原発事故後、今の基準は10Bq/kg。
原発事故前(2009年度)に文科省が行った環境放射能調査のデータでは、海底土のセシウム濃度の平均値は1.2Bq/kgだった。事故前には日本の水質のセシウム(Cs)濃度は平均0.045Bq/kgで、0.1Bq/kgにも満たなかった。
3月29日、千葉、埼玉、東京の公共用水域の放射性物質のモニタリング調査(51地点)が環境省により公表された【注】。
驚くべし、国の基準の実に1,420倍、事故前の基準の14,200倍だ。千葉・柏市や我孫子市にまたがる「手賀沼」の流入水域、沼から上流約1・6kmの「大津川・上沼橋」の川底から14,200Bq/kgの放射性セシウムが検出されたのだ。
約10km上流の「亀成川・亀成橋」の川底でも5,300Bq/kg、同約1kmの「大堀川・北柏橋」でも、4,200Bq/kgが検出された。
首都圏の「水がめ」も極度に汚染されている。
1都5県、2,800万人の給水需要を担う利根川水系や、東京東部と千葉北西部をカバーする江戸川水系の調査地点でも、1,000~3,400Bq/kgと基準値を大幅に上回るセシウムが検出されている。
福島原発事故による水質汚染は終わってはいない。むしろ、どんどん深刻化するばかりだ。
【注】「千葉県、埼玉県及び東京都内の公共用水域における放射性物質モニタリングの測定結果について(12月-2月採取分)(お知らせ)」
□記事「首都圏「水がめ」 驚愕のセシウム汚染レベル 実に基準値の1420倍」(2013年4月4日付け(3日発行)日刊ゲンダイ)
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原発事故前(2009年度)に文科省が行った環境放射能調査のデータでは、海底土のセシウム濃度の平均値は1.2Bq/kgだった。事故前には日本の水質のセシウム(Cs)濃度は平均0.045Bq/kgで、0.1Bq/kgにも満たなかった。
3月29日、千葉、埼玉、東京の公共用水域の放射性物質のモニタリング調査(51地点)が環境省により公表された【注】。
驚くべし、国の基準の実に1,420倍、事故前の基準の14,200倍だ。千葉・柏市や我孫子市にまたがる「手賀沼」の流入水域、沼から上流約1・6kmの「大津川・上沼橋」の川底から14,200Bq/kgの放射性セシウムが検出されたのだ。
約10km上流の「亀成川・亀成橋」の川底でも5,300Bq/kg、同約1kmの「大堀川・北柏橋」でも、4,200Bq/kgが検出された。
首都圏の「水がめ」も極度に汚染されている。
1都5県、2,800万人の給水需要を担う利根川水系や、東京東部と千葉北西部をカバーする江戸川水系の調査地点でも、1,000~3,400Bq/kgと基準値を大幅に上回るセシウムが検出されている。
福島原発事故による水質汚染は終わってはいない。むしろ、どんどん深刻化するばかりだ。
【注】「千葉県、埼玉県及び東京都内の公共用水域における放射性物質モニタリングの測定結果について(12月-2月採取分)(お知らせ)」
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