語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】腸内環境の検査

2018年01月26日 | 医療・保健・福祉・介護
 腸は食物の栄養を吸収し、不要なものを便にして排泄する臓器。最近、外部からの病原体に抵抗する「腸管免疫」というシステムが備わっていることが分かってきた。その免疫システムが上手に機能するため重要な役割を果たしているのは、腸内細菌のバランスだ。
 腸内細菌は、一千種類以上、100兆個以上存在し、腸内細菌叢つまり、腸内フローラを形成している。善玉、悪玉を含めた構成バランスは、食事の取り方や体の疲労度、ストレス、睡眠不足、薬を飲んだことなどによっても変化するそうだ。抗生物質を服用した後に、おなかの調子が悪くなるという経験をした人も多いだろう。
 ヘルスケアシステムズ(本社・東京)が発売している「腸活チェック」は、尿を採取して郵送すれば、約1週間後にスマホで自分の腸内環境を知ることができる。腸内環境が悪くなると、尿にインドールという腐敗物質が増えることを利用したもので。これまでの、便中の細菌のDNAを調べる方法よりも、検査の時間や金額もかからないのが特徴だ。

□南雲つぐみ(医学ライター)「腸内環境の検査 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年10月12日)を引用
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【佐藤優】「終わりの絵」を描く ~『武器を磨け』~

2018年01月26日 | ●佐藤優
 <ところが、ユダヤ教の時間概念を継承したキリスト教世界の欧米では、新しい年が来て新たにやり直すという感覚はない。時間には始まりがあって終わりがある、という連続的な考え方をする。すなわち、神がこの世界を創造したときに時間が生まれ、最後の審判で時間が終わる。極めて目的論的な時間概念だ。
 ギリシア語では「始まり」や「根源」を表すのがアルケー。「終わり」をテロスという。と同時にテロスには「完成」「目的」の意味もある。終わりというと、日本語では「終末」のようにネガティブなイメージがあるがそうではない。終わりは目的とセットである。受験勉強や資格試験などで上手に勉強できる人は、自分が合格したときの“絵”を思い浮かべている。終わりはいいことだからだ。
 受験に限らず、何かをするときに「終わりの絵」を描くことは目的論的に重要だ。誤解されやすいところだが、単純に(あるいは現実逃避的に)終末を思い浮かべるのではない。終わりから考えて、今現在を思い浮かべることに意味がある。
 目的論的に終わりを考えないと、うまくいかないことが多い。たとえば、日本のビジネスパーソンは異業種交流会が好きだが、終わりの回数を決めずにやっている。何回で解散というのを決めておかないと、いつのまにか“会”を維持することにエネルギーが注がれてしまう。1年間なら1年間と決めて、中間ゴールと最後を決め、何が達成できていればいいのかを具体的に書き出せばいい。

 日本人は得てして「一生懸命頑張っている」ことをよしとしてしまう傾向があり、組織の価値観にも埋め込まれている。終わりの絵も描かずに、いつも一生懸命だけを掲げて正月ごとに「今年こそは」と繰り返していても人生の「目的」や「完成」にはたどり着けない。多くの日本人がその中で消耗しているからこそ、終わりの絵を描き、そこから今現在を見て次につながる意味のある努力をすることで差がつくのだ。>

□佐藤優/原泰久・原作『武器を磨け 弱者の戦略教科書『キングダム』』 (SB新書、2018)の「第1章 負けない極意」の「「終わり」から発想する」の「「終わりの絵」を描く」を引用
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 【参考】
【佐藤優】生き抜くための目的思考 ~『武器を磨け』~
【佐藤優】中期展望を描いた者が生き残る ~『武器を磨け』~

【南雲つぐみ】お染風 ~江戸のインフルエンザ~

2018年01月26日 | 医療・保健・福祉・介護
 気象庁の平均気温偏差を見ると、日本の年平均気温は100年あたり約1.19度の割合で上昇しており、特に1990年代以降は、高温になる年がたびたびあった。これは地球温暖化によるものなのだろうか。
 時代をさかのぼると、江戸期の1700~1800年代前半にかけて日本は長期的な大寒波が到来。凶作となり、享保、天明、天保の大飢饉がこの時期に起きている。
 体力が衰弱した人々の間にウイルスがまん延し、インフルエンザの大流行も起こった。当時は「時気感冒」「天行感冒」といい、江戸時代には27回の大流行があったらしい「徳川将軍家十五代のカルテ」(篠田達朗、新潮新書)。
 当時、大きなインフルエンザの流行には、お駒風、谷風、お七風などと人の名を付けられた。「お染久松」という心中物語がはやったときのインフルエンザは「お染風」と呼ばれ、家々では玄関の上に「久松るす」というお札を貼ったという。久松はいないから、この家には立ち寄るなということなのだ。

□南雲つぐみ(医学ライター)「お染風 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年12月21日)を引用
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【佐藤優】石原真理子と酒井順子にまなぶ論争術

2018年01月25日 | ●佐藤優
 (1)佐藤優『功利主義者の読書術』は、人口に膾炙した本の独特の読み方を披露する。石原真理子『ふぞろいな秘密』(双葉社、2006)および酒井順子『負け犬の遠吠え』(講談社文庫、2006)には喧嘩の手法を読みとるのだ。

 (2)『ふぞろいな秘密』からは、標的をしぼる(具体的には玉置浩二)こと。そして、事実のみを記し、ひと言も非難しないこと。
 『負け犬の遠吠え』からは、アリストテレス論理学を徹底すること。

 (3)ここで佐藤の注釈にしたがえば、アリストテレス論理学では同一律、矛盾律、排中律の3つを満たせば論理整合性が崩れない議論を組み立てることができる。酒井の議論における同一律は、「負け犬」は「負け犬」、「勝ち犬」は「勝ち犬」、というもの。矛盾律は、「負け犬」かつ「勝ち犬」であることはない、というもの。排中律とは、世の中の女性を「負け犬」と「勝ち犬」に二分し、それ以外はいないという定義をしたことだ。
 そして、酒井は、「負け犬」と「勝ち犬」とは内在的論理を異にする世界を形成していくという作業仮説をたて、議論を展開していく。

 (4)佐藤優は、外務省との「全面戦争」においても、鈴木宗男との共著『反省 私たちはなぜ失敗したのか?』(アスコム、2007)においても、『ふぞろいな秘密』および『負け犬の遠吠え』のテクニックを援用した、という。
 敵を外務官僚だけに絞りこみ、事実を淡々と書いて打撃をあたえ、<口先だけで「四島一括返還」を唱えるが、いつまでも領土問題が解決せずに外務省からカネや情報をもらうことに活路を見出す「北方領土ビジネスパーソン」の論理破綻を徹底的に追求した>。
 『ふぞろいな秘密』や『負け犬の遠吠え』を読まなくても、「全面戦争」「追求」は佐藤たちがやったとおりに「戦争」し、追求したことだろう。したがって、この書評は石原真理子および酒井順子にいくぶん阿諛している・・・・とまで言わないまでも、リップサービスしている気配がある。ただし、そうであっても、独特な読み方であることには変わりはないし、佐藤が石原真理子と酒井順子から拾い出した論争術は、読者が応用して有益なのは確かだ。

□佐藤優『功利主義者の読書術』(新潮社、2009/後に新潮文庫、2012)
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【本】大学が舞台の米中スパイ合戦、聖域の実態をえぐる告発の書 ~『盗まれる大学』~

2018年01月25日 | 批評・思想
★ダニエル・ゴールデン(花田知恵・訳)『盗まれる大学 中国スパイと機密漏洩』(原書房 2,800円)

 (1)留学が人生の転機になる場合は多い。家族や友人と別れ、不慣れな生活環境と格闘しながら外国語での勉強に打ち込む日々。その結果得たものは、かつては想像もつかなかった知識や経験だったり、新たな職業だったりする。

 (2)大学が学生に貴重な体験を提供できるのは、共同と公開を基調とした研究文化を持っているからだ。だが、国際政治の現実は、大学が“聖域”であることを許さない。それを米ピュリツァー賞受賞記者が活写したのが、本書である。
 〈例〉米国の私立大学で超一流とされるデューク大学に電子工学の大学院生として留学した劉若鵬は、戦闘機やドローンのステルス化にも役立つ研究成果を巧妙に中国に流した。それだけではなく、彼はベンチャー企業の創業者として深?で大成功を収めている。
 中国国家安全部直属で「スパイ養成学校」ともいわれる国際関係学院は、米国中西部の小規模大学と密接な関係の構築に成功した。多数の留学生を送り込み、主要な資金源の一つにもなっている。
 外部に開かれた大学は、外部に浸透する“窓口”でもある。米南フロリダ大学で彭大進・教授の不祥事が発覚した際には、FBI(米連邦捜査局)が影響力を行使して彼の地位を保った。中国が同大学に設立した「孔子学院」の院長としての、同教授の情報収集能力などを期待したからだ。

 (3)米国は、安全保障に極めて熱心な超大国である。ベトナム戦争の時期には、多くの大学が情報機関に対して冷淡だった。だが、それは昔話にすぎない。今日、情報機関に公然と協力する学長もいれば、就職先として教え子を推薦する教授もいる。米ハーバード大学ケネディ・スクール(公共政策大学院)には、CIA(米中央情報局)の工作員が身分を隠して入学する。
 そうした場は、米国の大学だけではない。留学先で出逢った愛想の良い親切な外国人が、その国の、あるいは別の国の情報機関の手先だ、ということもある。魅力的な女性が現れて小論文の執筆を依頼され、執筆の度に報酬が払われる。そして、ホテルなどの密室の会合で「仲間」を紹介される。
 学会も聖域ではない。CIAは、外国の学会に出席したイラン人の研究者を勧誘し、核開発を遅らせた。誘いに乗らなければ生命の危険を告げることすらあるという。

 (4)人類共通の利益のために、知識を蓄積するのが学問である。だが、大学は、国民や企業からの拠出に存立を依存しており、国益や企業の利益への貢献を求める声は強い。
 特定の国、大学、あるいは研究者が、聖域に留(とど)まるのは難しい。本書が明かす実態は、わが国の大学にも課題を突き付けている。

□玉井克哉(東京大学教授、信州大学教授)「大学が舞台の米中スパイ合戦/聖域の実態をえぐる告発の書  ~私の「イチオシ収穫本」~」(「週刊ダイヤモンド」2017年1月27日号)
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 【参考】
【本】社会変革のヒントを得る ~『フィンランド 豊かさのメソッド』~
【本】時流に流されないために ~『誰か「戦前」を知らないか 夏彦迷惑問答』~
【本】戦争の矛盾がよく理解できる/存在自体が珍しい軍事技術書 ~『兵士を救え! (珍)軍事研究』~
【本】北朝鮮核危機を描く労作 ~『ザ・ペニンシュラ・クエスチョン』~
【本】スウェーデンの高福祉で高競争力、両立の秘密 ~『政治経済の生態学』~
【本】ネット時代のテロリズムはどこから生まれてくるのか ~『グローバル・ジハードのパラダイム: パリを
【本】1920年代の経済報道に学ぶ ~『経済失政はなぜ繰り返すのか メディアが伝えた昭和恐慌』~
【本】朝日新聞・書評委員が選ぶ「今年の3点」(抄)
【本】著者の知的誠実さに打たれる日韓問題を深く理解できる書 ~『「地政心理」で語る半島と列島』~
【本】人の判断はなぜ歪むのか/2人の研究者の友情物語 ~『かくて行動経済学は生まれり』~ 
【本】エネルギーの本質を学ぶ ~『エネルギーを選びなおす』~
【本】JR九州の勢いの秘密を凝縮 ~読んで元気が出る人間の物語~
【本】日本は英国の経験に学べ ~『イギリス近代史講義』~
【本】噴火の時待つ巨額損失のマグマ ~『異次元緩
【本】“立憲主義”の由来を知る ~『立憲非立憲』~
【本】日本語特殊論に与せず ~『英語にも主語はなかった』~
【本】小国の視点で歴史を学ぶ ~『石油に浮かぶ国/クウェートの歴史と現実』~
【本】日本における婚姻を考える ~『婚姻の話』~
【本】元財務官僚のエコノミストが日本経済復活の処方箋を説く ~『日本を救う最強の経済論』~
【本】歴史を知らずに大人になる不幸 ~『戦争の大問題 それでも戦争を選ぶのか。』~
【本】私たちの食卓はどうなるのか ~工業化された食糧生産の脆さ~
【本】歪み増殖していく物語に迷う ~『森へ行きましょう』~
【本】加工食品はどこから来たのか ~軍隊と科学の密な関係~
【本】80年代中世ブームの傑作 ~『一揆』~
【本】万華鏡のように迫る名著 ~『新装版 資本主義・社会主義・民主主義』~
『【本】『世界をまどわせた地図』
【本】率直過ぎる米情報将校の直言 ~『戦場 -元国家安全保障担当補佐官による告発』~
【佐藤優】宗教改革の物語 ~近代、民族、国家の起源~」」
【本】舌鋒鋭く世の中の本質に迫る/地球規模で読まれた洞察の書 ~『反脆弱性』~
【本】【神戸】「自己満足」による過剰開発のツケ ~『神戸百年の大計と未来』~
【本】英国は“対岸の火事”にあらず ~新自由主義による悲惨な末路~
【本】人材開発でもPDCAを回す ~戦略的に人事を考える必読書~
【本】仮想通貨が通用する理屈 ~『経済ってそういうことだったのか会議』~
【本】進化認知学の世界への招待 ~『動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか』『動物になって生きてみた』~
【本】「戦争がつくっった現代の食卓」 ~ネイティック研究所~
【本】IT革命、コミュニケーションの変容、家族の繋がりが希薄化 ~『「サル化」する人間社会』~
【本】生命はいかに「調節」されるかを豊富な事例で解き明かす ~『セレンゲティ・ルール』~
【本】メディアの問題点をえぐる ~『勝負の分かれ目 メディアの生き残りに賭けた男たちの物語』~
【本】テイラー・J・マッツェオ『歴史の証人 ホテル・リッツ』
【本】中国から見た邪馬台国とは
【本】核兵器は世界を平和にするか ~著名学者2人がガチンコ対決~
【本】『戦争がつくった現代の食卓 軍と加工食品の知られざる関係』
【本】梅原猛『梅原猛の授業 仏教』
【本】東芝が危機に陥った原因は「サラリーマン全体主義」 ~『東芝 原子力敗戦』~
【本】バブル崩壊後の経済を総括 ~『日本の「失われた20年」』~
【本】20世紀英国は実は軍事色が濃厚 ~通念を覆す『戦争国家イギリス』
【本】時代による変化、方言など ~『オノマトペの謎 ピカチュウからモフモフまで』~
【本】冷笑的な気分に喝を入れる警告と啓発に満ちた本 ~『日本中枢の狂謀』~
【本】物質至上主義批判の古典 ~『スモール イズ ビューティフル』~
【本】日本近現代史を学び直す ~『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』~
【本】精神の自由掲げた9人の輝き ~『暗い時代の人々』~
【本】遊牧民は「野蛮」ではなかった ~俗説を覆すユーラシアの通史~
【本】いつも同じ、ブレないのだ ~『ブラタモリ』(1~8)~
【本】分裂する米国を論じた労作 ~『階級 「断絶」社会 アメリカ』~
【本】否応なきグローバル化、つながることの有用性 ~「接続性」の地政学~
【本】読書の効用、ゆっくり丹念な ~より速く成果を出すメソッド~
【本】国谷裕子『キャスターという仕事』


【南雲つぐみ】風邪を本当に治したいとき ~薬よりも~

2018年01月25日 | 医療・保健・福祉・介護
 “風邪は万病のもと”といわれるが、養生すべきだとはいっても、仕事や受験勉強など「風邪ごときで休めない」という差し迫った状況の場合もある。
 そういうときに使うのが風邪薬。解熱鎮痛成分や抗ヒスタミン成分の入った薬を使えば、熱を下げる、せきを止める、鼻水を止めるなど、一時的だが、しばらくは症状を抑えてくれる。
 一方、早く治したいと思ったら、薬を飲まずに養生したほうがいいというデータもある。京都大学の研究では、風邪をひいたときにすべての症状がが消えるまでの日数が、解熱鎮痛成分のロキソプロフェンを使用した場合の平均8・9日であったのに対し、何も薬を飲まなかったときは平均8・4日だった。
 熱があっても仕事で休めなければ仕方がないが、家でゆっくり寝ていることができるのなら、薬より温たかいスープやお茶を飲んでいたほうが良いのかもしれない。体を温めることで、ウイルスと闘う免疫力の機能が高まるからだ。

□南雲つぐみ(医学ライター)「本当に治したいとき ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2018年1月18日)を引用
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【本】社会変革のヒントを得る ~『フィンランド 豊かさのメソッド』~

2018年01月24日 | 批評・思想
★堀内都喜子『フィンランド 豊かさのメソッド』(集英社、2008)

 現下わが国では、働き方改革、教師の多忙化など教育上の諸問題、財政規律の回復と政治家の資質など、考えるべき課題がいくつもある。その解決のヒントを与えてくれるのが、北欧のフィンランドだ。労働者には有給休暇を消化する義務があり、会社は従業員に休暇を強制的に取らせる。それでいて、国民の所得は高い。
 日本の教師は部活に追われるが、フィンランドのスポーツは地域単位で行われるため教師の手を煩わせない。消費税率は日本よりはるかに高いが、不満の声はそれほどでもない。財政が透明で、増税などの痛みが不可欠なことを国民に率直に説くのが政治家の役割だという。しかも、彼らは総じて清廉だ。本書が伝えるのはほんの入り口にすぎないが、学ぶべき点は多い。

□片山善博(早稲田大学大学院政治学研究科教授)「社会変革のヒントを得る ~名著未読・再読~」(「週刊ダイヤモンド」2017年1月27日号)
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 【参考】
【本】時流に流されないために ~『誰か「戦前」を知らないか 夏彦迷惑問答』~
【本】戦争の矛盾がよく理解できる/存在自体が珍しい軍事技術書 ~『兵士を救え! (珍)軍事研究』~
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【本】読書の効用、ゆっくり丹念な ~より速く成果を出すメソッド~
【本】国谷裕子『キャスターという仕事』

【雑学】6種類の「日本犬」

2018年01月24日 | 生活
 写真欄外の「ハミダシうんちく」にいわく、
 <上記以外にも「越(こし)の犬」という北海道原産の犬種が存在しましたが、1971年頃に純血種は絶滅してしまいました。また、広い意味で「日本犬」という場合、外来の犬種をもとに交配したりして生まれた日本原産の犬種「狆(ちん)、土佐闘犬、日本テリア、日本スピッツ」の4種(秋田犬から派生した「アメリカン・アキタ」を加える場合もある)を指すこともあります。

□ケン・サイトー・文と絵『雑学うんちく図鑑』(KADOKAWA、2015)の「No.081 「日本犬」はいったい何種類いる?」

 

【佐藤優】生き抜くための目的思考 ~『武器を磨け』~

2018年01月24日 | ●佐藤優
 <どれだけ立派な志と学歴があり、スペック的に優れていたとしても「現実を生き抜く力」がない人間は、後醍醐天皇のように途中で脱落してしまう。
 そこで重要になってくるのが自分が何を目指し、何を大事にしたいのか、何をしないと生き残れないのかという「目的行為」を明確に持ち、そのために行動するという「目的論」的考え方だ。多くの人たちはここが弱い。
 目的論とは本来、哲学の考え方だが、あらゆる事象は何らかの目的によって起こり、その目的に向かって生成変化していると考える。つまり自然に、勝手に起こっているものなどないというわけだ。人間も例外ではない。それなのに多くの人は自分自身を目的論的にとらえることができないまま生きている。
 たとえば皆さんはお正月の過ごし方と聞いて何を思い浮かべるだろうか。紅白歌合戦を見て、初詣に出かけておせちを食べて・・・・といったところだろう。
 そうした人は、厳しいようだが現時点では「現実を生き抜く力」という点で弱い。目的論的に生きられていないからだ。なぜそうなるのか。実は紅白というのはある種の“宗教行事”なのである。何もないただの平日に紅白を放送したとして40%という視聴率がとれるとは思えない。ポイントは大晦日の23時45分にある。蛍の光を合唱してバカ騒ぎが終わったその瞬間、急に画面が切り替わる。
 どこかのお寺の鐘の音がゴーンとテレビから響いてくる。まさにカオス(混乱)からコスモス(秩序ある調和)」への大転換。1年が終わる。やり残したことも多い。だけどまた新しい年にやり直せばいい。1年の目的があいまいでも、日本人に埋め込まれている“創造物語”があるからこそ、集合的無意識であれほどたくさんの人が紅白を見るのだ。
 このあたりにも「目的」への意識が弱い日本人らしさが表れている。> 

□佐藤優/原泰久・原作『武器を磨け 弱者の戦略教科書『キングダム』 』(SB新書、2018)の「第1章 負けない極意」の「「終わり」から発想する」の「生き抜くための目的思考」を引用
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 【参考】
【佐藤優】中期展望を描いた者が生き残る ~『武器を磨け』~

【南雲つぐみ】使い切りカイロ ~平均温度53度、最高温度は63度~

2018年01月23日 | 医療・保健・福祉・介護
 使い切りカイロは日本の発明品で、これだけ普及しているのは日本だけだと聞いた。電気も不要だし、寒い中での式典などで、コートが着られない時には実に助かる。体が寒さで縮こまらないので、肩凝りや腰痛などになりやすい人も予防にいいのではないだろうか。
 最近の使い切りカイロは、どれだけ持続するのだろう。いくつかのメーカーの製品表示を見ると、12~14時間となっている。中には、「12時間たってもまだあと6時間、40度以上を保持する」となっている製品もある。
 確かに、外出先から家に戻ってもまだ温かい。そのまま捨てても火災の心配はないが、「もったいないから何かに使えないか」と思うほどだ。
 気を付けたいのは、温度が高いことだ。各社とも平均温度53度。最高温度は63度となっている。この状態が10時間以上続くので、布団の中で使うと熱がこもって、やけどなどの事故を起こしやすい。ホットカーペットやストーブの前にいるときなどは、カイロを体から外しておくようにしよう。

□南雲つぐみ(医学ライター)「使い切りカイロ ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2018年1月14日)を引用
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【佐藤優】中期展望を描いた者が生き残る ~『武器を磨け』~

2018年01月23日 | ●佐藤優
 <勝たなくても負けなければいいという考え方は、過酷な職場環境で生き残るために重要である。ところが日本では過去の戦争でもビジネスでも相手を殲滅させること、シェア争いでも圧勝することにこだわってきた。受験でも第一志望絶対主義が幅を利かせている。
 そうすると、ときに無謀とも思える目標を掲げた行動に走ってしまうことがある。その結果、玉砕ということになりかねない。
 そこで生き残りのために大事になっていくるのが「中期的な展望を持つ」という考え方である。なぜ10~15年の中期なのか。20年、30年の長期の場合は歴史的、地理的要素が入ってくる。これは動かしがたい側面がある。3年や5年の短期は人間の要素(ヒューマンファクター)に左右される。人間の要素も加味し、地理や経済、知力など総合的にバランスが取れているのが、中期で物事を見るという考え方だ。(中略)
 現実からかけ離れた大志は、かえって有害でもあるわけだ。私がいつも勧めているのは、今の自分よりも2割増しの目標を持つこと。自信過剰に5割増しにするのでもなく、自分を過小評価するのもよくない。2割増しの目標を達成した絵を描き、そこから逆算して必要な努力をするのが最も効果がある。
 そうして最初の2割増しを達成できたら、また2割上を目指す。これを着実に重ねていくだけで自分に対する不安や不満は減るはずだ。>

□佐藤優/原泰久・原作『武器を磨け 弱者の戦略教科書『キングダム』 』(SB新書、2018)の「第1章 負けない極意」の「中期展望を描いた者が生き残る」の「目先の勝ちにとらわれるな」および「努力は「2割増し」で報いられる」を引用
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 【参考】
【佐藤優】中東の歴史、動かす引き金 ~エルサレム問題の波紋~
【佐藤優】資本主義の先にある社会の展望とその可能性 ~労働時間の短縮と人間関係の強化~
【佐藤優】米ロ首脳会談でみえたトランプ氏の外交手腕
【佐藤優】【加計学園疑惑】官邸最高レベル指示を「闇文書」にした理由
【佐藤優】「入口論」から完全に訣別した首相と外務省 ~北方領土~
【佐藤優】「イスラム国」の延命 ~米軍のシリア攻撃が可能にした~
【佐藤優】又吉進外務省参与は沖縄史の汚点になる
【佐藤優】トランプ大統領とロシアなら取引は可能だ ~ロシア~
【佐藤優】金正恩はなぜ金正男を殺したのか? ~その「内在論理」~
【佐藤優】盤石な北朝鮮の権力基盤を弱める ~金正男暗殺~
【佐藤優】沖縄報道の植民地主義的な認識 ~朝日新聞~
【佐藤優】マティス国防長官来日/尖閣は安保適用の範囲/北方領土との整合性は
【佐藤優】露外交官の追放問題に見るトランプ氏の能力
【佐藤優】北方領土交渉に必要な反日ロビー活動の封印
【佐藤優】沖縄に対する構造的差別 ~「土人」発言~
【佐藤優】尖閣諸島から米国が手を引く可能性 ~北方領土交渉と日米安保~
【佐藤優】ウズベキスタンにIS流入の危険 ~カリモフ大統領死去~
【佐藤優】国後島で日本人通訳拘束/首脳会談への影響は ~実践ニュース塾~
【佐藤優】モサド長官から学んだインテリジェンスの技術
【佐藤優】ロシア大統領府長官にワイノ氏就任の意味 ~北方領土交渉~
【佐藤優】西郷と大久保はなぜ決裂したのか ~征韓論争~
【佐藤優】開発独裁とは違う明治維新 ~目的は複数、リーダーも複数~
【佐藤優】岩倉使節団が使った費用、100億円 ~明治初期~
【佐藤優】反省より不快示すロシア ~五輪ドーピング問題~
【佐藤優】 改憲を語るリスクと語らないリスク ~改憲問題~
【佐藤優】+池上彰 エリートには貧困が見えない ~貧困対策は教育~
【佐藤優】スコットランドの動静と沖縄の日本離れの加速
【佐藤優】沖縄の全基地閉鎖要求・・・・を待ち望む中央官僚の策謀
【佐藤優】ナチスドイツ・ロシア・中国・北朝鮮 ~世界の独裁者~
【佐藤優】急進展する日露関係 ~安倍首相が取り組むべき宿題~
【佐藤優】日露首脳会談をめぐる外務省内の暗闘 ~北方領土返還の可能性~
【佐藤優】殺しあいを生む「格差」と「貧困」 ~「殺しあう」世界の読み方~
【佐藤優】一時中止は沖縄側の勝利だが ~辺野古新基地建設~
【佐藤優】情報のプロならどうするか ~「私用メール」問題~
【佐藤優】テロリズムに対する統一戦線構築 ~カトリックとロシア正教~
【佐藤優】北方領土「出口論」を安倍首相は訪露で訴えよ
【佐藤優】ラブロフ露外相の真意 ~日本政府が怒った「強硬発言」~
【佐藤優】プーチンが彼を「殺した」のか? ~英報告書の波紋~
【佐藤優】北朝鮮による核実験と辺野古基地問題
【佐藤優】サウジとイランと「国交断絶」の引き金になった男 ~ニムル師~

【佐藤優】矛盾したことを平気で言う「植民地担当相」 ~島尻安伊子~
【佐藤優】陰険で根暗な前任、人柄が悪くて能力のある新任 ~駐露大使~
【佐藤優】世界史の基礎を身につける法、決断力の磨き方
【佐藤優】国内で育ったテロリストは潰せない ~米国の排外主義的気運~
【佐藤優】沖縄が敗訴したら起きること ~辺野古代執行訴訟~
【佐藤優】知を身につける ~行為から思考へ~
【佐藤優】プーチンの「外交ゲーム」に呑まれて
【佐藤優】世界イスラム革命の無差別攻撃 ~日本でテロ(3)~
【佐藤優】日本でもテロが起きる可能性 ~日本でテロ(2)~
【佐藤優】『日本でテロが起きる日』まえがきと目次 ~日本でテロ(1)~
【佐藤優】小泉劇場と「戦後保守」・北方領土、反知性主義を脱構築
【佐藤優】【中東】「スリーパー」はテロの指令を待っている
【佐藤優】東京オリンピックに係るインテリジェンス ~知の武装・抄~
【佐藤優】分析力の鍛錬、事例、実践例 ~知の教室・抄(3)~
【佐藤優】武器としての教養、闘い方、対話の技術 ~知の教室・抄(2)~
【佐藤優】知的技術、情報を拾う・使う、知をビジネスに ~知の教室・抄(1)~
【佐藤優】多忙なビジネスマンに明かす心得 ~情報収集術(2)~
【佐藤優】多忙なビジネスマンに明かす心得 ~情報収集術(1)~
【佐藤優】日本のインテリジェンス機能、必要な貯金額、副業の是非 ~知の教室~
【佐藤優】世の中でどう生き抜くかを考えるのが教養 ~知の教室~
【佐藤優】『知の教室 ~教養は最強の武器である~』目次
【佐藤優】『佐藤優の実践ゼミ』目次
『佐藤優の実践ゼミ 「地アタマ」を鍛える!』
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【佐藤優】サハリン・樺太史、酸素魚雷と潜水艦・伊400型、飼い猫の数
【佐藤優】第2次世界大戦、日ソ戦の悲惨 ~知を磨く読書~
【佐藤優】すべては国益のため--冷徹な「計算」 ~プーチン~
【佐藤優】安倍政権、沖縄へ警視庁機動隊投入 ~ソ連の手口と酷似~
【佐藤優】世の中でどう生き抜くかを考えるのが教養 ~知の教室~
【佐藤優】冷静な分析と憂国の情、ドストエフスキーの闇、最良のネコ入門書
【佐藤優】「クルド人」がトルコに怒る理由 ~日本でも衝突~
【佐藤優】異なるパラダイムが同時進行 ~激変する国際秩序~
【佐藤優】被虐待児の自立、ほんとうの法華経、外務官僚の反知性主義
【佐藤優】日本人が苦手な類比的思考 ~昭和史(10)~
【佐藤優】地政学の目で中国を読む ~昭和史(9)~
【佐藤優】これから重要なのは地政学と未来学 ~昭和史(8)~
【佐藤優】近代戦は個人の能力よりチーム力 ~昭和史(7)~
【佐藤優】戦略なき組織は敗北も自覚できない ~昭和史(6)~
【佐藤優】人材の枠を狭めると組織は滅ぶ ~昭和史(5)~
【佐藤優】企画、実行、評価を分けろ ~昭和史(4)~
【佐藤優】いざという時ほど基礎的学習が役に立つ ~昭和史(3)~
【佐藤優】現場にツケを回す上司のキーワードは「工夫しろ」 ~昭和史(2)~
【佐藤優】実戦なき組織は官僚化する ~昭和史(1)~
【佐藤優】バチカン教理省神父の告白 ~同性愛~
【佐藤優】進むEUの政治統合、七三一部隊、政治家のお遍路
【佐藤優】【米国】がこれから進むべき道 ~公約撤回~
【佐藤優】同志社大学神学部 私はいかに学び、考え、議論したか」「【佐藤優】プーチンのメッセージ
【佐藤優】ロシア人の受け止め方 ~ノーベル文学賞~
【佐藤優】×池上彰「新・教育論」
【佐藤優】沖縄・日本から分離か、安倍「改憲」を撃つ、親日派のいた英国となぜ開戦
【佐藤優】シリアで始まったグレート・ゲーム ~「疑わしきは殺す」~
【佐藤優】沖縄の自己決定権確立に大貢献 ~翁長国連演説~
【佐藤優】現実の問題を解決する能力 ~知を磨く読書~
【佐藤優】琉球独立宣言、よみがえる民族主義に備えよ、ウクライナ日記
【佐藤優】『知の教室 ~教養は最強の武器である~』目次
【佐藤優】ネット右翼の終わり、解釈改憲のからくり、ナチスの戦争
【佐藤優】「学力」の経済学、統計と予言、数学と戦略思考
【佐藤優】聖地で起きた「大事故」 ~イランが怒る理由~
【佐藤優】テロ対策、特高の現実 ~知を磨く読書~
【佐藤優】フランスにイスラム教の政権が生まれたら恐怖 ~『服従』~
【佐藤優】ロシアを怒らせた安倍政権の「外交スタンス」
【佐藤優】コネ社会ロシアに関する備忘録 ~知を磨く読書~
【佐藤優】ロシア、日本との約束を反故 ~対日関係悪化~
【佐藤優】ロシアと提携して中国を索制するカードを失った
【佐藤優】中国政府の「神話」に敗れた日本
【佐藤優】日本外交の無力さが露呈 ~ロシア首相の北方領土訪問~
【佐藤優】「アンテナ」が壊れた官邸と外務省 ~北方領土問題~
【佐藤優】基地への見解違いすぎる ~沖縄と政府の集中協議~
【佐藤優】慌てる政府の稚拙な手法には動じない ~翁長雄志~
【佐藤優】安倍外交に立ちはだかる壁 ~ロシア~
【佐藤優】正しいのはオバマか、ネタニヤフか ~イランの核問題~
【佐藤優】日中を衝突させたい米国の思惑 ~安倍“暴走”内閣(10)~
【佐藤優】国際法を無視する安倍政権 ~安倍“暴走”内閣(9)~
【佐藤優】日本に安保法制改正をやらせる米国 ~安倍“暴走”内閣(8)~
【佐藤優】民主主義と相性のよくない安倍政権 ~安倍“暴走”内閣(7)~
【佐藤優】官僚の首根っこを押さえる内閣人事局 ~安倍“暴走”内閣(6)~
【佐藤優】円安を喜び、ルーブル安を危惧する日本人の愚劣 ~安倍“暴走”内閣(5)~
【佐藤優】中小企業100万社を潰す竹中平蔵 ~安倍“暴走”内閣(4)~
【佐藤優】自民党を操る米国の策謀 ~安倍“暴走”内閣(3)~
【佐藤優】自民党の全体主義的スローガン ~安倍“暴走”内閣(2)~
【佐藤優】安倍“暴走”内閣で窮地に立つ日本 ~安倍“暴走”内閣(1)~
【佐藤優】ある外務官僚の「嘘」 ~藤崎一郎・元駐米大使~
【佐藤優】自民党の沖縄差別 ~安倍政権の言論弾圧~
【書評】佐藤優『超したたか勉強術』
【佐藤優】脳の記憶容量を大きく変える技術 ~超したたか勉強術(2)~
【佐藤優】表現力と読解力を向上させる技術 ~超したたか勉強術~
【佐藤優】恐ろしい本 ~元少年Aの手記『絶歌』~
【佐藤優】集団的自衛権にオーストラリアが出てくる理由 ~日本経済の軍事化~
【佐藤優】ロシアが警戒する日本とウクライナの「接近」 ~あれかこれか~
【佐藤優】【沖縄】知事訪米を機に変わった米国の「安保マフィア」
【佐藤優】ハワイ州知事の「消極的対応」は本当か? ~沖縄~
【佐藤優】米国をとるかロシアをとるか ~日本の「曖昧戦術」~
【佐藤優】エジプトで「死刑の嵐」が吹き荒れている
【佐藤優】エリートには貧困が見えない ~貧困対策は教育~
【佐藤優】バチカンの果たす「役割」 ~米国・キューバ関係~
【佐藤優】日米安保(2) ~改訂のない適用範囲拡大は無理筋~
【佐藤優】日米安保(1) ~安倍首相の米国議会演説~
【佐藤優】日米安保(1) ~安倍首相の米国議会演説~
【佐藤優】外相の認識を問う ~プーチンからの「シグナル」~
【佐藤優】ヒラリーとオバマの「大きな違い」
【佐藤優】「自殺願望」で片付けるには重すぎる ~ドイツ機墜落~
【佐藤優】【沖縄】キャラウェイ高等弁務官と菅官房長官 ~「自治は神話」~
【佐藤優】戦勝70周年で甦ったソ連の「独裁者」 ~帝国主義の復活~
【佐藤優】明らかになったロシアの新たな「核戦略」 ~ミハイル・ワニン~
【佐藤優】北方領土返還の布石となるか ~鳩山元首相のクリミア訪問~
【佐藤優】米軍による日本への深刻な主権侵害 ~山城議長への私人逮捕~
【佐藤優】米大使襲撃の背景 ~韓国の空気~
【佐藤優】暗殺された「反プーチン」政治家の過去 ~ボリス・ネムツォフ~
【佐藤優】ウクライナ問題に新たな枠組み ~独・仏・露と怒れる米国~
【佐藤優】守られなかった「停戦合意」 ~ウクライナ~
【佐藤優】【ピケティ】『21世紀の資本』が避けている論点
【ピケティ】本では手薄な問題(旧植民地ほか) ~佐藤優によるインタビュー~
【佐藤優】優先順序は「イスラム国」かウクライナか ~ドイツの判断~
【佐藤優】ヨルダン政府に仕掛けた情報戦 ~「イスラム国」~
【佐藤優】ウクライナによる「歴史の見直し」をロシアが警戒 ~戦後70年~
【佐藤優】国際情勢の見方や分析 ~モサドとロシア対外諜報庁(SVR)~
【佐藤優】「イスラム国」が世界革命に本気で着手した
【佐藤優】「イスラム国」の正体 ~国家の新しいあり方~
【佐藤優】スンニー派とシーア派 ~「イスラム国」で中東が大混乱(4)~
【佐藤優】サウジアラビア ~「イスラム国」で中東が大混乱(3)~
【佐藤優】米国とイランの接近  ~「イスラム国」で中東が大混乱(2)~
【佐藤優】シリア問題 ~「イスラム国」で中東が大混乱(1)~
【佐藤優】イスラム過激派による自爆テロをどう理解するか ~『邪宗門』~
【佐藤優】の実践ゼミ(抄)
【佐藤優】の略歴
【佐藤優】表面的情報に惑わされるな ~英諜報機関トップによる警告~
【佐藤優】世界各地のテロリストが「大規模テロ」に走る理由
【佐藤優】ロシアが中立国へ送った「シグナル」 ~ペーテル・フルトクビスト~
【佐藤優】戦争の時代としての21世紀
【佐藤優】「拷問」を行わない諜報機関はない ~CIA尋問官のリンチ~
【佐藤優】米国の「人種差別」は終わっていない ~白人至上主義~
【佐藤優】【原発】推進を図るロシア ~セルゲイ・キリエンコ~
【佐藤優】【沖縄】辺野古への新基地建設は絶対に不可能だ
【佐藤優】沖縄の人の間で急速に広がる「変化」の本質 ~民族問題~
【佐藤優】「イスラム国」という組織の本質 ~アブバクル・バグダディ~
【佐藤優】ウクライナ東部 選挙で選ばれた「謎の男」 ~アレクサンドル・ザハルチェンコ~
【佐藤優】ロシアの隣国フィンランドの「処世術」 ~冷戦時代も今も~
【佐藤優】さりげなくテレビに出た「対日工作担当」 ~アナートリー・コーシキン~
【佐藤優】外交オンチの福田元首相 ~中国政府が示した「条件」~
【佐藤優】この機会に「国名表記」を変えるべき理由 ~ギオルギ・マルグベラシビリ~
【佐藤優】安倍政権の孤立主義的外交 ~米国は中東の泥沼へ再び~
【佐藤優】安倍政権の消極的外交 ~プーチンの勝利~
【佐藤優】ロシアはウクライナで「勝った」のか ~セルゲイ・ラブロフ~
【佐藤優】貪欲な資本主義へ抵抗の芽 ~揺らぐ国民国家~
【佐藤優】スコットランド「独立運動」は終わらず
「森訪露」で浮かび上がった路線対立
【佐藤優】イスラエルとパレスチナ、戦いの「発端」 ~サレフ・アル=アールーリ~
【佐藤優】水面下で進むアメリカvs.ドイツの「スパイ戦」
【佐藤優】ロシアの「報復」 ~日本が対象から外された理由~
【佐藤優】ウクライナ政権の「ネオナチ」と「任侠団体」 ~ビタリー・クリチコ~
【佐藤優】東西冷戦を終わらせた現実主義者の死 ~シェワルナゼ~
【佐藤優】日本は「戦争ができる」国になったのか ~閣議決定の限界~
【ウクライナ】内戦に米国の傭兵が関与 ~CIA~
【佐藤優】日本が「軍事貢献」を要求される日 ~イラクの過激派~
【佐藤優】イランがイラク情勢を懸念する理由 ~ハサン・ロウハニ~
【佐藤優】新・帝国時代の到来を端的に示すG7コミュニケ
【佐藤優】集団的自衛権、憲法改正 ~ウクライナから沖縄へ(4)~ 
【佐藤優】スコットランド、ベルギー、沖縄 ~ウクライナから沖縄へ(3)~ 
【佐藤優】遠隔地ナショナリズム ~ウクライナから沖縄へ(2)~
【佐藤優】ユニエイト教会 ~ウクライナから沖縄へ(1)~ 

【雑学】摩周湖は単なる水たまり

2018年01月22日 | 生活
 世界でバイカル湖に続いて二番目に透明度が高いとされる摩周湖。
 法律上はしかし、単なる水たまりである。
 注ぎ込む川はなく、湖から出ていく川もない。つまり「閉鎖湖」だから、国土交通省が管轄する湖ではない。
 樹木がないから、農林水産省の管轄からも外れる。
 要するに、所管する官庁が存在せず、無登記のまま国が管理しているのだ。

□雑学総研『大人の博識雑学1000』(KAOKAWA、2016)
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【雑学】「飲酒前の牛乳は二日酔いに効く」のは本当か?

2018年01月22日 | 生活
 酒を飲む前に牛乳を飲んでおくと二日酔いや悪酔いの防止になる・・・・という説がある。これは半ば正しく、半ば当たっていない。
 この説は、牛乳が胃の粘膜をコーディングし、アルコールの吸収を抑える、ということを根拠にしている。しかし、胃の中に入った食物や飲料は攪拌されてしまうため、胃の粘膜をコーディングすることは不可能だ。
 ただし、脂肪(乳脂肪)が胃の蠕動運動を抑制して、アルコールの吸収を遅らせるし、加えてタンパク質がアルコール代謝に役立つから、牛乳を飲むこと自体に効果はある。

□雑学総研『大人の博識雑学1000』(KAOKAWA、2016)
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【佐藤優】中国が台頭しつづけたら、仏教の末法思想と百王説、時計の歴史

2018年01月22日 | ●佐藤優
 ①ジョン・J・ミアシャイマー(奥山真司・訳)『大国政治の悲劇 完全版』(五月書房 5,000円)
 ②林屋辰三郎『南北朝』(朝日新書 760円)
 ③織田一朗『時計の科学』(講談社ブルーバックス 980円)

 (1)①は、リアリスト(現実主義者)として著名な国際政治学者の代表作だ。
 <もし中国が台頭しつづけたらどうなるのかという未来像についての私の見通しは、あまり喜ばしいものではない。実際のところ、それはむしろ完全に気の滅入るものである。アジアの平和の展望についてもっと希望にあふれる話をできればよいのだが、国際政治というのは危険なビジネスであり、いくら良い願いを集めても、野心的な覇権国がヨーロッパやアジアで登場してきた時には、激しい安全保障競争の発生は避けられなくなってしまう。そして、中国が最終的に地域覇権を目指すことを否定できるような理由も存在しない>
 大国化し、帝国主義化する中国とどう付き合っていくか、を日本は真剣に考えなくてはならない。

 (2)②は、南北朝の動乱について扱った古典的名著だ。興味深いのは、当時の人々が仏教の末法思想と共に、天皇家を含むどの王朝も100代までしか続かないという百王説を信じていたことだ。
 <古代末期の人間の心を深くとらえ、社会に大きな不安をよびおこした思想に、末法観と並んで、百王説があった。釈迦の滅後は時を隔てるにつれて仏法は衰微し、人心も悪化する。それでも正・像法二〇〇〇年の間は、何らかの形で仏法が伝通しているけれども、その後は闘争が相次いで、ついに仏法も破滅するというのが末法観であり、仏滅を紀元とした年代観もそのようなところから出発した。百王説は日本国家の予言として、日本国家の終末を説き、さきの末法観とからみあって、多くの人々に信ぜられたもので、はるかに中国の六朝時代、梁の宝誌和尚(四〇七-五一四)の作と伝える「野馬台詩」にもとづいているという>
 南朝のイデオロギーによって、百王説が否定され、現在の天皇観ができたことがよく分かる。

 (3)③は、時計の歴史に関する力作だ。
 <日本の時の政権は、時刻制度に「不定時法」を導入し、1635年には「鎖国政策」を取ったのです。「不定時法」とは、年間を通して、太陽の位置と時刻を一致させる時刻制度で、古代バビロニアで体系がつくられたと言われています。いずれの季節でも、日の出から日没までと、日没から日の出までを6等分するので、季節により時間単位の長さが変化します>
 ということだが、機械時計でこの複雑な時間を表示できるものを作り出した日本の時計職人の技術はたいしたものだ。一見不可能に思える事柄を可能にする能力が、日本人には備わっているようだ。

□佐藤優「仏教の末法思想と百王説 ~知を磨く読書 第232回~」(「週刊ダイヤモンド」2018年1月27日号)
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 【参考】
【佐藤優】子どもや孫の世代への重荷
【佐藤優】日本のレアルポリティーク
【佐藤優】巨大さを追求する近代的思考
【佐藤優】アナキズムという思考実験
【佐藤優】AIとの付き合い方を知る手引、宗教と国体論の危険な関係、若手官僚の思想の底の浅さ
【佐藤優】伊藤博文の天皇観と合理主義、歴史の戦略的奇襲から得る教訓、「知の巨人」井筒俊彦
【佐藤優】教育費の財源問題で政局化か
【佐藤優】ホワイトカラーの労働者化
【佐藤優】指導者たちの内在的論理を知る
【佐藤優】世界規模のポストモダン現象
【佐藤優】宗教改革の物語 ~近代、民族、国家の起源~
【佐藤優】カネとの付き合い方の秘訣、野外で生きる雑種ネコの魅力、前科者に冷たい日本社会
【佐藤優】着目すべき北極海の重要性、日本の政治文化に構造的に組み込まれている「甘え」、文明論と地政学を踏まえた時局評論
【佐藤優】リーダーが知るべき文明観、資本主義後の社会構想、刑務所暮らし経験者の本音
【佐藤優】地図から浮かぶ歴史のリアル、平成不況は金融政策のミス、実証的データに基づく貧困対策
【佐藤優】ケータイによる日本語の乱れ、翻訳の技術、ロシア人の内在的論理
【佐藤優】武蔵中高の教育、ルター宗教改革の根幹、獣医師にもっと競争原理を導入
【佐藤優】社会に活力をもたらす政策、具体的生活の上に立つ民族国家、開発至上主義が破壊する永久凍土の生態系
【佐藤優】日本のフリーメイソン陰謀論、ユニークな働き方改革、自衛隊元陸将によるリーダーシップ論
【佐藤優】ハプスブルク帝国史の「もし」、最新の進化論、神童の軌跡
【佐藤優】知識を本当に身に付けるには、テロ戦争におけるドローンの重要な役割、帰宅恐怖症
【佐藤優】北朝鮮との緊張の高まりに対して必要な姿勢、時間管理と量子力学、時間がかかるのは損
【佐藤優】川喜田二郎『発想法』 ~総合的思考と英国経験論哲学~
【佐藤優】日本の思想状況の貧しさ、頑丈にできている戦闘機、東方正教会に関する概説書
【佐藤優】資本主義の根底にある「勤勉さ」という美徳の淵源 ~『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』~
【佐藤優】手ごわいフェイクニュース、国を動かす政治エリートの意志、欧州内部における紛争
【佐藤優】×奥野長衛『JAに何ができるのか』
【佐藤優】『戦争論』をビジネスに活かす、現実社会の悪と闘う、ロシア人の意識と使命感
【佐藤優】面白い数学啓発書、日本人の思考の鋳型、攻める農業への転換
【佐藤優】総合的思考と英国経験論哲学(2) ~川喜田二郎『発想法』~
【佐藤優】総合的思考と英国経験論哲学 ~川喜田二郎『発想法』~
【佐藤優】保守論客が見た明治憲法、軍事産業にシフトしていく電機メーカー、安全と安心を強化する過程に入り込む犯罪者
【佐藤優】就活におけるネット社会の落とし穴、裁判官の資質、象徴天皇制と生前退位問題
【佐藤優】痛みを無視しない、前大戦で「前線」と「銃後」の区別がなくなった、情報を扱う仕事の最大の武器
【佐藤優】海上権力を維持するために必要な要素 ~イギリスの興亡の歴史を通して~
【佐藤優】女性の貧困を追跡したノンフィクション、師弟関係こそ教育の神髄、イランは国際基準から逸脱した国
【佐藤優】2000年の時を経て今なお変わらないインテリジェンスの「真髄」 ~孫子~
【佐藤優】財政から読みとく日本社会、ラジオの魅力、高校レベルの基礎の大切さ
【佐藤優】嫌韓本と一線を画す韓国ルポ、セカンドパートナーの実態、日本人の死生観
【佐藤優】人間にとって「影」とは何か ~シャミッソー『影をなくした男』~
【佐藤優】文部省の歴史と現状、経済実務家のロシア情勢分析、中国の対日観
【佐藤優】学習効果が上がる「入門書」、応用地政学で見る日本、権力による輿論のコントロールを脱構築
【佐藤優】大川周明『復興亜細亜の諸問題』 ~イスラーム世界のルール~
【佐藤優】女性と話すのが怖くなる本、ネット情報から真実をつかみ取る技法、ソ連とロシアに共通する民族問題
【佐藤優】ヨーロッパ宗教改革の本質、相手にわかるように説明するトレーニング、ロシア・エリートの欧米観
【佐藤優】なぜ神父は独身で牧師は結婚できるのか? 500周年の「革命」を知る ~マルティン・ルター『キリスト者の自由』~
【佐藤優】政界汚職を描いた古典 ~石川達三『金環蝕』~
【佐藤優】生きた経済の教科書、バチカンというインテリジェンス機関、正しかった「型」の教育
【佐藤優】誰かを袋だたきにしたい欲望、正統派の書評家・武田鉄矢、追い込まれつつある正社員
【佐藤優】発達障害とどう向き合うか、アドルノ哲学の知的刺激、インターネットと「情報犯罪」
【佐藤優】後醍醐天皇の力の源 「異形の輩」とは--日本の暗部を突く思考
【佐藤優】実用的な会話術、ユーラシア地域の通史、宇宙ロケットを生んだ珍妙な思想
【佐藤優】キブ・アンド・テイクが成功の秘訣、キリスト教文化圏の悪と悪魔、理系・文系の区別を捨てよ
【佐藤優】企業インテリジェンス小説 ~梶山季之『黒の試走車』~
【佐藤優】中東複合危機、金正恩の行動を読み解く鍵、「型破り」は「型」を踏まえて
【佐藤優】後世に名を残す村上春樹新作、気象災害対策の基本書、神学の処世術的応用
【佐藤優】地学の魅力、自分の頭で徹底的に考える、高等教育と短期の利潤追求
【佐藤優】日本人の特徴的な行動 ~日本礼賛ではない『ジャパン・アズ・ナンバーワン』~
【佐藤優】知を扱う基本的技法、ソ連人はあまり読まなかった『資本論』、自由に耐えるたくましさ
【佐藤優】後知恵上手が出世する? ~ビジネスに役立つ「哲学の巨人」読解法~
【佐藤優】トランプ政権の安保政策、「生きた言葉」という虚妄、キリスト教の開祖パウロ
【佐藤優】「暴君」のような上司のホンネとは? ~メロスのビジネス心理学~
【佐藤優】物まね芸人とスパイの共通点、新版太平記の完成、対戦型AIの原理
【佐藤優】トランプ側近が考える「恐怖のシナリオ」 ~日本も敵になる?~
【佐藤優】弱まる日本社会の知力、実践的ディベート術、受けるより与えるほうが幸い
【佐藤優】トランプの「会話力」を知る ~ワシントンポスト取材班『トランプ』~
【佐藤優】「不可能の可能性」に挑む、言語の果たす役割の大きさ、NYタイムズ紙コラムニストの人生論
【佐藤優】人生は実家の収入ですべて決まる? ~「下流」を脱する方法~
【佐藤優】ソ連崩壊後の労働者福祉軽視、現代も強い力を持つ観念論、孤独死予備軍と宗教
【佐藤優】米国のキリスト教的価値観、サイバー戦争論、日本会議
【佐藤優】『失敗の本質』/日本型組織の長所と短所
【佐藤優】世界を知る「最重要書物」 ~クラウゼヴィッツ『戦争論』~
【佐藤優】現代ロシアに関する教科書、ネコ問題はヒト問題、トランプ氏の顧問が見る中国
【佐藤優】日本には「物語の復権」が必要である ~反知性主義批判~
【佐藤優】サイコパス、新訳で甦る千年前の魂、長寿化に伴うライフスタイルの変化
【佐藤優】イラクの地政学、誠実なヒューマニスト、全ての人が受益者となる社会の構築
【佐藤優】外交に決定的に重要なタイミング、他人の気持ちになって考える力、科学と職人芸が融合した食品
【佐藤優】『ゼロからわかるキリスト教』の著者インタビュー ~「神」を論じる不可能に挑む~
【佐藤優】組織の非情さが骨身に沁みる ~新田次郎『八甲田山死の彷徨』~
【佐藤優】プーチン政権の本質、2017年の論点、ロシアと欧州
【佐藤優】国際人になるための教科書、ストレスが人間を強くする、日本に易姓革命はない
【佐藤優】ロシアでも愛された知識人の必読書 ~安部公房『砂の女』~
【佐藤優】トランプ当選予言の根拠、猫の絵本の哲学、人間関係で認知症を予防
【佐藤優】モンロー主義とトランプ次期大統領、官僚は二流の社会学者、プロのスパイの手口
【佐藤優】トランプを包括的に扱う好著、現代日本外交史、独自の民間外交
【佐藤優】デモや抗議活動のサブカルチャー化、グローバル化に対する反発を日露が共有、グローバル化に対する反発が国家機能を強化
【佐藤優】国際社会で日本が生き抜く条件、ルネサンスを準備したもの、理系情報の伝え方
【佐藤優】人生を豊かにする本、猫も人もカロリー過剰、度外れなロシア的天性
【佐藤優】テロリズム思想の変遷を学ぶ ~沢木耕太郎『テロルの決算』~
【佐藤優】住所格差と人生格差、人材育成で企業復活、教科書レベルの知識が必要
【佐藤優】数学嫌いのための数学入門、西欧的思考にわかりやすい浄土思想解釈、非共産主義的なロシア帝国
【佐藤優】ウラジオストク日本人居留民、辺野古移設反対を掲げる公明党沖縄県本部、偶然歴史に登場した労働力の商品化
【佐藤優】「21世紀の優生学」の危険、闇金ウシジマくんvs.ホリエモン、仔猫の救い方
【佐藤優】大学にも外務省にもいる「サンカク人間」 ~『文学部唯野教授』~
【佐藤優】訳・解説『貧乏物語 現代語訳』の目次
【佐藤優】「イスラム国」をつくった米大統領、強制収容所文学、「空気」による支配を脱構築
【佐藤優】トランプの対外観、米国のインターネット戦略、中国流の華夷秩序
【佐藤優】元モサド長官回想録、舌禍の原因、灘高生との対話
【佐藤優】孤立主義の米国外交、少子化対策における産まない自由、健康食品のウソ・ホント
【佐藤優】アフリカを収奪する中国、二種類の組織者、日本的ナルシシズムの成熟
【佐藤優】キリスト教徒として読む資本論 ~宇野弘蔵『経済原論』~
【佐藤優】未来の選択肢二つ、優れた文章作法の指南書、人間が変化させた生態系
【佐藤優】+宮家邦彦 世界史の大転換/常識が通じない時代の読み方
【佐藤優】人びとの認識を操作する法 ~ゴルバチョフに会いに行く~
【佐藤優】ハイブリッド外交官の仕事術、トランプ現象は大衆の反逆、戦争を選んだ日本人
【佐藤優】ペリー来航で草の根レベルの交流、沖縄差別の横行、美味なソースの秘密
【佐藤優】原油暴落の謎解き、沖縄を代表する詩人、安倍晋三のリアリズム
【佐藤優】18歳からの格差論、大川周明の洞察、米国の影響力低下
【佐藤優】天皇制を作った後醍醐、天皇制と無縁な沖縄 ~網野善彦『異形の王権』~
【佐藤優】新しい帝国主義時代、地図の「四色問題」、ベストセラー候補の研究書
【佐藤優】ねこはすごい、アゼルバイジャン、クンデラの官僚を描く小説
【佐藤優】外交官の論理力、安倍政権と共産党、研究不正が起きるシステム
【佐藤優】遅読家のための読書術、電気の構造、本屋大賞
【佐藤優】外山滋比古/思考の整理学
【佐藤優】何が個性で、何が障害か
【佐藤優】大宅壮一ノンフィクション賞選評 ~『原爆供養塔』ほか~
【佐藤優】英才教育という神話
【佐藤優】資本主義の内在的論理
【佐藤優】米国の戦略策定、『資本論』をめぐる知的格闘、格差・貧困問題の起源
【佐藤優】偉くない「私」が一番自由、備中高梁の新島襄、コーヒーの科学
【佐藤優】フードバンク活動、内外情勢分析、正真正銘の「地方創生」
佐藤優】日本の政治エリートと「天佑」、宇宙の生命体、10代が読むべき本
【佐藤優】組織成功の鍵となる人事、ユダヤ人の歴史、リーダーシップ論
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【佐藤優】社会の価値観、退行する社会
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