どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

nomiすぎた

2015-11-12 22:17:42 | 日記

 

今日は泳ぎに行くつもりだったが、いかんせん風邪から回復したという気がない。ただ昨年の風邪に比べれば、かなりマシだ。加湿器というのは優れものだと思う。

今日はマジメに仕事をしたつもりだったのだが、世間一般からすれば不真面目であろう。出来高払いの仕事というのはそういったものだ。この場合の仕事は、チャンスしかないからだいたい暇なのだ。かといってチャンスを逃すまいと気を張っている方が危険というわけのわからなさがある。

 

 

狂い咲きのツツジがあった。

 

 

コーヒーの木も、本葉4枚目が完成した。

今日は米山に行った。するとスピルバーグのAIをかけていた。ついつい見入ってしまった。本当によくできた脚本だ。確かにアメリカでは受け入れられないところがある。ただキューブリック原案だとすれば、確かに受け入れられないだろう。2001年宇宙の旅がなぜアメリカで受けたのか、そちらの方が不思議なのだ。

あまりにもよく出来すぎたSF映画すぎて、なかなかなところがある。例えば、冒頭でチェスをするコンピューターというのは遅れている、という内容の発言がある。その後蘇生した実の息子がつけている歩行補助装置も、昨日日本で認可された。まあ高齢化社会に向けて、ボケるよりは動いてボケ防止ということもあるが、リハビリ放棄されるよりはかなりマシだ。特に脳梗塞などの障害には有効だ。

 

 

カリンの実が落ちていた。

 

SFとして突っ込みどころはあるのだが、AIの話の優れたところは、ラストだ。もちろん2000年経って起動されたものだ。だからいずれ寿命は来る。それを「夢をみる」世界に行く、とそっけなく言う。

ただその前に、どう考えていいのかわからないほど優秀なジゴロ・ロボットが出てくる。推論を作り出す能力と解決法に特化したAIだと思うのだが、まあ異常な能力を持っているわけだ。大人だから賢いとか強いとか行ったレベルではない。特化している割には汎用性が高いのだ。つまり、女性相手には生半可なAIでは不可能なのだ。最先端であるはずの主人公をサポートするための設定なのだが、優秀なAIはそこまでできると予見している。まあ現在では無理だが、モニター程度だったら遠くない未来にできるだろう。

だが一番の衝撃は「私は生きた。そして消滅する」この台詞だろう。いやその前に、主人公が自殺しようとしたのを目撃しているわけだ。自我を持つコンピューターには、自滅するという選択肢が可能になるということなのだ。

だから主人公は、夢を見る世界に旅立てるのだ。

本当に、すべての伏線が一点で終結するこの瞬間はすごいものです。おとぎ話なのでありとあらゆるところに張り巡らされた伏線が、そう冒頭からいきなりある構造がわからないと、えらく難解です。

 

 

ただTEDという映画は、このスピルバーグの作品のスピンアウトなのだというのがよくわかった。


考えてもどうしようもない

2015-11-12 01:54:22 | 日記

 

オーディオのボリュームを作ろうと思う。もう我慢できなくなった。不便すぎる。

プリアンプと言われるものなのだが、この場合ラインアンプと言われる部類になる。ちょっとの信号増幅とボリュームが必要だ。オーディオ用ではほぼ絶滅危惧種。生き残っているのは超高級、10万以下というものはない。レコードを再生するためのイコライザー無しでもだ。あるのは過剰なものだけだ。プロケーブルに到ってはミキサーを勧めている。そのコンセプトはわかるが、欲しいのは極限に単純なものなのだ。

欲しいのは単純なものなのだ。徹底して単純なものなのだ。ミキサーの基盤を二つ買って電源と組み合わせただけで多分いいプリアンプはできる。で、世の中に補修用ミキサー基盤が出回っていたりするのだが、なかなか入手しずらい。

なぜ私の欲しいものがないのか、それは部品を注文してわかった。

 

 

ものすごく安い素子を見つけて、部品点数も最低にしたにもかかわらず、18000円かかる。部品代だけでだよ。もちろん量産すれば原価は1800円まで下がる可能性はある。でもそれでは20000円で販売しないと、いやそれでもペイできないかもしれない。そもそもボリュームだけの10dBのプリアンプって、可能性のなさが極限すぎる。その極限さに夢を与えようとすると、変な方向になる。だから高くなるのだが、それだけではない。ノークレームを目指すと高くなるのだ。

しかし電源をスイッチング電源にしてラインノイズフィルターをかませたとしても、電源は高い。思いっきりケチってスイッチング電源とバランス出力の回路をかませたが、4000円かかった。下手なパワーアンプの電源は供給できるレベルだが、にしても高い。とはいえマトモに電源を組んだら3倍になる。最適設計をしたとして、量産したとしてもこの比率は変わらないだろう。

そしてボリュームだけはケチられなかった。理由はボリュームが欲しかったから、そこだけは譲れなかったのだ。電源は安っぽくても消費電力の10倍は確保した。これが2800円。

さてまだ何も届いていない。私でも組み立てられる内容なのだが、どうなることやら。だいたい便利になる以外、いいかどうかはわからないのだ。「袋の中の子猫」なのだ。

失敗した場合の損失まで考えると、以外と超高級機と同じ気分だ。買う夢の方が、作る夢より安い。責任がないからだ。

だから人は高値をつかませられるのだ。

 

 

責任のなさといえば、中国経済情勢の報道が極端すぎて話にならない。中国破綻説を喜んでいる人もいるようだが、13億人が難民化したらどうするんだ。いやたった10%でもシリア難民の何倍なのか?

統計がおかしいのは昔から有名だが、今は乖離の幅が、そう大躍進の頃に比べれば相当減っている。ある部分はマトモになっている。だがそこを云々しても仕方がない。首相の指標も、実際問題がある。鉄道輸送量は石炭産地では有効であるが、全土となるとそうでもない。制限のある、人の移動も指標としては難しい。

それでは大丈夫だという説は、潜在的成長率を根拠にしていると思う。確かにそうだ。潜在的成長率は高いはずだ。だがそのためには構造改革が必要だ。そこまで大上段振らなくてもいい。物流をなんとかすればいいのだ。そこにはインフラとかそういった話はない。

中国のジレンマは人が多すぎることなのだ。効率のいい近代社会に対して非効率的でないと社会が維持できない。一人っ子政策は逆にそのジレンマを拡大してしまった。高齢化だ。さらなる効率化を求められているのだ。そこを成功させられるかどうかが今後なのだが、社会改造を簡単にできることはかなり少ない。13億人では不可能だろう。10%の人口の日本の今日を見てもそうだと思う。

単純ではない。

世界で最大の実験なのだ。王政と共産主義の、そう堯とか舜と手法の共産党13億人バージョンなのだ。マルクスへの回答として古典的な手法を使うのが中国なのだ。

南沙諸島でアメリカのイージス艦が通っただけで喜ぶ人たちがわからない。

いざとなれば、すべての負債を綺麗に消し去ることができるのが、一党独裁の利点なのだ。もちろん対外には残るが、国内では可能だ。

 

 

わからないのは、暮らしていて近所付き合いですら単純ではないのに、世界はなぜこんなに単純になろうとしているのだろうか。個を認め合う社会というのが程遠い状況で、世界は単純になれるのいだろうか。

 

 

資本主義も共産主義も単純であるという意味では同じだ。だが今ある単純化はルールと言われているが、誰もがゲームに参加しているわけではない。

複雑であるがゆえの世界平和というのが、妥当なのだ。なぜ人は純粋に走るのだろうか。

ボリュームが欲しい、それだけに走る私もその一人だろう。