どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

悪戦苦闘する

2015-11-19 01:08:43 | 日記

 

今日の天気もイマイチだった。そこで例のプリアンプを作ることにした。実は最初っから暗雲が漂っていた。部品が足りないとか、どうやってケースに穴を開けるかだとか、意外と試行錯誤に成ってしまった。特にICソケットを基盤に組み付ける作業が意外と難航している。ここは美しく行きたいのだが、全くそうはならない。これじゃダメだと方向転換することになった。予備の抵抗とソケットを買っておいて良かった。いったいいつになったら出来るのやら。

今日もヒューズを買うのを忘れていた。

 

 

フランスの事件は、ロシアとアメリカを急接近させるという思わぬことになるかもしれない。とてもキナ臭い状況になった。

そのあたりはニューズウイークの川上奉徳氏のコラム「パリ同時多発テロを戦争と誘導する未確認情報の不気味」が詳しい。一見陰謀説にも見えるのだが、わたしもこのモヤモヤがどうしようもない。

まず、ISISの犯行声明の中に首謀者ならではの情報がないということだ。なのでISISから直接ではなくロンリーウルフ的な行動だった可能性がぬぐえない。次に殉教者がパスポートを持っているのはどうかということだ。殉教前に燃やすとか証拠を残さない方向で行くのではないのか。私もそう思う。生きて帰れる計画だったら爆破現場に持って行かず、合流点で受け取るだろう。その上偽の旅券だったというのはどうゆうことなのだという。そして殉教者とはどういった人なのかというのを書いている。

殉教者に仕立てる殺し文句は、「あなたは神に選ばれたものである」という言葉だ。先に紹介した自爆した若者の遺書にも両親あての遺書に「私は殉教者としての地位を神に与えられました」というくだりがある。「殉教者をつくるのに3か月かかる」というのは、自爆者が自分を「殉教者として神に選ばれた」と考えるようになるまでの期間であろう。」


傷つき信仰に向かう若者を、そうして引っ張り上げるわけだが、それでも3ヶ月はかかるという。思いつきではできないわけだ。だがそこにはリクルーターがいて絵図を描くものがいて、その中でミスが起きたとすればそれは作為的なのではないのかとなる。

その上ブリュッセルの若者にそこまでの力があるのか。ISヨーロッパ支部のような組織があるのではないのか?そう疑われてしまう。

さらに、ロシアの飛行機がテロを受けた可能性が大きくなっている状況で、フランスでのこの事件はあまりにも政治的なタイミングで起きているようにしか思えない。G20サミット中でもある。なぜトルコでなかったのかとか、疑問符の多いテロ事件なのだ。



そしてロイターに「アングル:ベルギーコネクション、バー店主からパリ自爆犯へ」という記事がさらにナゾを呼びます。

「[ブリュッセル 17日 ロイター] - ベルギーのブリュッセル首都圏モレンベーク区長は2週間前、あるバーの閉店を命じた。このバーが麻薬取引の場となっていたことが、警察の捜査で明らかになったからだ。このバーの店主だったブラヒム・アブデスラム容疑者(31)は今月13日、過激派組織「イスラム国」による報復攻撃として、フランスのパリにあるカフェで自爆した。」

 

酒を出しタバコも吸っていたしモスクにも行っていなかったこの方だが、麻薬取引を放置していたというのはどうなのかと思う。ただその彼は自責の念があったのかもしれない。だから「転んだ」のかもしれないが、それにしても異質な匂いがする。

 

 

陰謀説を仕立てるにはまことに都合の良い状況だ。だがブラヒム容疑者の状況を入れると、全く違う状況が見えてくる。

どうもイスラムの世俗主義には限界があるということだ。ヨーロッパに慣れて暮らすことはできるが、純粋にイスラムとして暮らしたいというギャップがある。ただそこにワッハーブのような純粋思考が入って来れば、悩むだろう。その悩みのせいか、時々「様子がおかしかった」という証言もある。

日本人だろとか、日本男子だろとか言われて少しムカつくことはないか。それの極端なやつ、戒律から外れているなんてひとじゃネ~という話だ。

ただそれでもやはり、このチャンスを一気に使おうとしているEUとアメリカとロシアは、どうなんだろうか。ウクライナ問題はどこに行ったのだろうか。そして今現在このチャンスに乗っていない中国が気になる。。

重層的すぎて、どうにもこうにもなんとも言えない。ただこの重層さはわからないとどうしようもない。