どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

すいませんレバノンさん

2015-11-18 00:54:11 | 日記

 

朝起きてニュースをみたら、何かフェイスブックが顰蹙を買っているという。どうゆうことかといえば自然災害用の安否確認サービスを今回パリで初めて行われたということだ。それでは12日のベイルートでの連続爆破事件の時はなんで行わなかったのか?どう言われてしまったのだ。レバノンの首都ベイルートで2件の自爆テロが相次ぎ、43人が死亡、239人以上が負傷した。確かにパリの129人に比べれば少ないしパリとベイルートでは規模も違う。だが真相は違うらしい。

「ザッカーバーグ氏はフェイスブック上で「確かに世界ではほかにも多くの紛争が起きている」と述べた。そのうえで「安否確認サービスの提供については、自然災害時に限定する方針を昨日変更し、人為災害への適用を決めたばかりだ」と説明した。」

12日に安否確認サービスを拡大することが決まったばかりなのに、すぐに起きてしまったということらしい。



そうゆう私はどうかといえば、すいません。すっかり忘れていました。ロイター便で一軒だけありました。多分日本ではほとんど注目されていなかったと思います。これには遠く離れた日本からだと、あの内戦しか印象にないのです。PLOが入ってきてキリスト教マロン派とイスラムの人口が逆転、さらにキリスト教ということでカソリックと仲の良かったマロン派は、経済的に恵まれた人が多かった。宗教で貧富の差があったわけです。そこも含めて内戦になったわけです。

現在レバノンは、シーアのヒズボラの本拠地です。もうこの辺りになると、ほとんどの日本人にはお手上げです。落ち着いても暗殺事件は起きるしイスラエルはしょっちゅうイチャモンをつけるし、もう何が何だかわかりません。

いや宗教も単純化してしまいましたが、キリスト教も主要教派は全部あります。イスラムもそうです。アラヴィーとドルーズがいて、ユダヤ教徒もいます。宗教の坩堝とは言われていますが宗教ですから、決して交わりません。

だからと言って無視するべきではないのですが、さすがに説明しにくいです。

 

 

私も、ISISのスンニとヒズボラのシーアの戦いか、そう思ってしまうほどです。その上ヒズボラの後ろにイランがいて、今イエメンである内戦もヒズボラが関係していてそこにサウジアラビアが空爆を仕掛けているわけで、ISISも中にいたりするわけで、このカオスは深すぎて、ピンとこないわけです。

 

 

とはいえ人権として考えれば、パリとベイルートは同列に扱われなければいけない。規模とかだけではない。人口比から言ったらレバノンの方が大きい。

とはいえ、民主主義発祥の地であるパリで起きたテロ事件というのは、やはりニュース性が大きい。

 

 

宗教は宗教で話し合いをしてもらいたいものだが、その可能性がほとんどないのがイスラムの歴史だ。特に近代でのフランスとイギリスのやらかしたことが大きすぎて話にならないから、パリが注目されている。

こういった世界情勢に、お花畑的な鳩山元首相も凄いが、強硬であるべきだという右翼も相当におかしい。