岩手山。
クライアントの家の近くから仰いだ。
裾野が美しいと思った。
どこか浅間山に似ていると感じた。
あの稜線を歩いてみたい。
己が肉体の能力を省みず思った。
ハァハァ言いながら登る。
一歩一歩が確実なのだ。
山登りは確実な上昇が体験できる。
ワシはバカだ。
高いところに登りたがる。
高いところが好きだからではない。
バカだから好奇心があるのだ。
自分が底にいるから周りが観えない。
高いところに登れば観えるかもしれない。
アホだから、高いところに登りたい。
高い地位なんぞ、欲しくない。
そこからの景色が観たいのだ。
好奇心。
生命力から生まれる心だ。
生命力が高いほど、好奇心も高い。
ワシは生命力が旺盛なんだぁ・・・。
バイタリティには見えんがなぁ・・・。
解らないモノに惹かれる。
解らないモノは解らないのに・・・。
本気で解った!というほど高慢じゃない。
解った!というウソは平気でつけるが・・・。
ワシは・・・無駄が好きなのだ。
だから登る。
だから潜る。
だから飛ぶ。
だから歩くのだ。
そして・・出会う。
何かに出会う。
誰かに出会う。
何時かは出会う。
だから歩く。
だから登る。
だから味わう。
だから触るのだ。
(本館は 「氣の空間・氣功療法院」