カルテ番号 さ・8 (2)
一人娘が結婚する時に道代に言った。
「お母さん、これからは自分の為に生きてね。
自分の買い物をしてね。趣味も沢山作ってね。
彼氏も作ってね。再婚も賛成よ」
そんな風に思われていたのか。
無理して暮らしてきたつもりは無かったのに。
女は50から。
誰かの言葉だった。そして、そう思う。
子供が一人前になって母親は卒業し、一人の女に戻る年齢だ。
男に懲りたわけではない。結婚に幻滅したわけではない。
だが、結婚は共に暮らしていく家庭を目的としている。
もう、自分には家庭を求める理由はない。
そして一人で生きていく自信もある。
彼氏が欲しいという感情はほとんど無い。
尊敬できる男性も女性もいる。
だが、恋愛をしたいとはとても思わない。
恋愛は・・・一時的な病気だと思える。
友達という感覚なら欲しいと思う。
それが胸のざわつきとは思えなかった。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
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