水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・376」

2014-10-29 19:13:13 | Weblog



カルテ番号 の・7(9)

野上香織は彼女の言葉に愛情を感じていた。
本当に自分の事を想って話してくれている。
確かに、このままでは、いずれ沈んでしまいそうだ。
もし、変われるなら・・・でも・・・無理・・・
「気持ちは、ありがたいし、私も変われるなら変わりたい。
でも、男の人に触られるだけで、とても辛いの」

彼女は野上香織の言葉を聞いて、急に笑顔になった。
「そう、それよ。
何故、私が閃いたのか、その時は解らなかった。
私の勘って、自分でも解らないけれど、必ず理由があるのよ。
私、香織さんの事情なんて知らなかったけれど、今の言葉で解ったわ」
野上香織は、ますます面食らった。
「どういうこと?」

彼女は少し得意げに話し出した。
「私が見たのは、気功の治療院。
きっと香織さんの身体には触れないと思うわ。
そうよ、多分、大丈夫よ」
そうかもしれないが・・・
「その気功で、私の何が変わるの?」
「そんなの、知らないわよ」
彼女のあっけらかんとした、その言い方で可笑しくなった。
彼女もつられて、久しぶりに、大笑いした。

(登場する人物・組織・その他はフィックションです)


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