水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・350」

2014-10-03 20:29:52 | Weblog



カルテ番号 ね・5(9)

まだ服の上から腹部を触っただけだ。
肩も腕も触っていない。
といっても院長がデタラメを言っているわけでもなさそうだ。
何故言い切れるのだろうか?
根本拓也は、このやり取りだけで、とても興味を持ってしまった。

「他の原因とは、何ですか?」
院長はそれに答えず、逆に根本拓也に質問してきた。
「根本さんは美容師とのことですが、どんな気持ちでお客さんに接していますか?」
根本拓也は院長の質問の意図が解らない。
だから、どう答えたらいいのか迷った。
お客の要望に忠実に応えられるように。
店として、次につながるように。
スタッフの見本となり、教育の一場面として。

黙っている根本拓也を見て、院長は言った。
「質問が漠然として、答え難いですよね。
では、別の言い方にしますね。
お客に接する時、相手の気持ちを読みますか?」
「当然です。そうでなければ仕事になりません」
何だ、当たり前の質問だったのか。

(登場する人物・組織・その他はフィックションです)


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