カルテ番号 ひ・7(1)
樋口新太郎はもうすぐ65歳になる。
普段は自分の歳のことなど忘れている。
ところが、やたらにアチコチから手紙や封書が来る。
年金の手続き、窓口はぜひ当銀行で、という内容だ。
若い頃から厚生年金の対象となる正社員になったことがない。
つまり、国民年金だけの対象だった。
厚生年金は60歳から受け取れる。
だが、国民年金は基本65歳からだ。
正式には老齢基礎年金と書かれている。
嫌でも自分は老齢なのだと、自覚させられるような名称だ。
65歳を老齢と決め付けられるのは異論がありそうだ。
支給額は月額7万円にも満たない。
これで生活しろ、とは無理難題だろう。
この国の政治は通常の老齢者に冷たい。
ついでに病人にも冷たい。
もっとついでに、低所得者にも冷たい。
高所得者の老齢者、つまり自分達政治家などには優しい。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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