カルテ番号 み・5(49)
裕子は納得していた。
その上で、また訊ねた。
「他の人の役に立つ事が、生きている意味だともいいますが・・・」
院長は頷いてから話し出した。
「他の人ではなく、他ですね。
人間だけに貢献しても、人間以外の生命は困ることが多いです。
でも、生きている、というだけで、他の役に立っているのです。
人間だけでなく、あらゆる生物、非生物は、他の役に立っています。
存在するだけで、役に立っている。
生命を大切にするだけで、役に立っている。
むしろ、それ以外の行為は迷惑になることが多いようです。
役に立とうとすると、どこかで迷惑しているのです。
人間界だけでも、そうでしょう。
自分の国の為に役立とう、とすると、他の国の人は迷惑します。
経済や戦争や競争は全てそうですね。
他の不幸、苦しみの上に繁栄や名誉や称賛があるようです。
そんなことは、何もしなくていいから、自分の身体を大切にする。
すると、結果的には、他の応援になるようですよ。
何故か?答えは簡単です。
生命は繋がっているからです。
生命は大切に扱われると、根っこを通じて、他の生命も喜ぶ仕組みです。
他といいましたが、生命においては、自他は同じ根の大きな樹ですから」
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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