カルテ番号 み・5(52)
裕子もそうだった。
健康には気を使っていたつもりだった。
疲れが溜まっていた時は、できるだけ横になって休んだ。
それでいいと思っていた。
「疲れたら、休むのでは足りないのですか?」
そう訊いた。
「いいえ、休む、眠る、というのは回復の基本です。
休むのは大切だと思います。
ですが、現代では必要なだけの休息時間がありません。
溜まった疲れ、過労を休むことだけで回復するには多くの日数が必要です。
最低1月、あるいは数か月、時には1年。
江戸時代ならいいでしょう。
あるいは、それが許される生活環境であればいいでしょう。
どうです?」
「そんなに休んだら、仕事を失ってしまうわ」
院長は頷いた。
「そうでしょう。
休むのは基本ですが、消極的な回復法です。
現代社会の日本で暮らすなら、もっと積極的な回復法が必要となります。
休むだけでは、自愛とはいえないのです」
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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