ある気功師・70
繰り返すが、私は根性が少ない。
無いわけではないが、少ない。
まだまだ途中なのだろうが気功を止めた。
右手は冷たく、動かすのが辛い。
気持ち悪い。
早く帰りたい。
ところがその人は明日も来てくれという。
その必死さに負ける・・・
次の日も変わらず身体から冷風が吹く。
右手から入ってくるヤツも同じくいた。
肘から脇まで来ると、私はギブアップする。
続けて三日通った。
後に故師匠にその事について教えてもらった。
「そいつが心臓にたどり着く前に手を離せよ。
そうでないと死ぬぞ」
私は自然にそうしていたのだ。
私の根性無しが私の生命を守っている・・・
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