ある気功師・63
私は長い間勘違いをしていた。
一つの道を見つけ、その道を歩く。
食べる為の仕事ではなく、仕事で食べられるようになる。
それが自立だと思っていた。
食べられるようになって一人前だと思っていた。
だが、それは勘違い、間違いだ。
本当の仕事は食べられない。
いや、時には食べられる事もある。
というより、食べられる、食べられないとは別なのだ。
本職と個人的生活は別次元の話だったのだ。
出来れば本職以外の何かで生活費を稼ぐ。
本職は金になろうがなるまいが関係なくする。
「食えねぇぞ」というのは本職への覚悟なのだ。
食えても食えなくても続ける。
貧乏になっても金持ちになっても関係ない。
それが天職というものだった。
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