第八章(10)
無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法
六根も六境も無(こだわるなよ)という。
もう一段深く(高く)観てみよう。
五蘊(色受想行識)が皆空(イイカゲン)といった。
イイカゲン(空)は救いだといった。
六根も六境も個人的な世界だ。
その個人的な世界で我々は判断して暮らしている。
その個の世界が空(イイカゲン)だと気づく。
空だからこそ、他のモノ達との共生ができる。
活かすのは無(こだわるなよ)。
こだわれば・・・争いとなる。
イイカゲンという幅の広さは、他の個の世界まで覆う。
他の感覚(六根)や対応する対象(六境)も認める事ができる。
無(こだわるなよ)ならば、他を認められるのだ。
個人的感覚が、他の感覚と共生できるのだ。
イイカゲン(空)の仕組みは、救いなのだぜ。
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