今日は、これまで撮りためていたスナップ写真の整理をした。
その中の、孫が遊園地で遊ぶ、一枚の写真がフッと目にとまった。
どこか寂し気な表情に見えるのは、そう言えば、写真は正直である、この子の当時の
心境が、写し出されているのだろう。・・・と思ったりする。
考えて見れば、あの頃は一年の三分の一を、我が家で寝食を共にしていたのだな~。
いつかさり気なく、その頃の事を孫に「覚えている?」と聞いたことがあったが、「ほと
んど・・・覚えていない。」と、子供心に言葉を濁した。
その孫も、早いもので中学3年生となり、来春には高校受験を控える、スポーツ少年に成
長した。
等と思いながら、アルバムに一筆したため、併せて絵に描き止めておいた。(孫の話ほ
ど、人様にとって、どうでもいいことはないのであるが・・・・・)
「ところで あなた は・・・・・」
今日いちにち生きた
よろこびながら生きた
かなしみながら生きた
くるしみながら生きた
三つのうちぼくはどれだったのだろう
それとも何もしなかった
何も感じなかったのだろうか
何もせずよろこびもせずかなしみもせず
生きられるだろうか
それでも生きているっていえるだろうか
明日も生きたい
明日も何かにめぐりあいたい
たとえ悲しみがやってきたとしても
決して眼をそらさない
きっちりとたしかめたい
ところで あなたは・・・・・
やなせたかし <心の絵本:「ところで あなた は」より>
「ところで あなた は・・・・・」と、問われて私や貴方はどう答えるのだろうか・・・
オンリー・ユー:プラターズ