今日は、お彼岸の中日、だからと言う事でもないだろうが、庭に出て春野菜の手入れ作業をしていると、以前にも描いたことのある紅白斑入り椿の直ぐ傍に、覚めるような深紅の椿の花が一輪咲いているではないか。。。いわゆる「先祖返り」である。 そうそう、あれである「うちの曾孫は、ひいばあちゃんによく似た顔立ちをしているな~」等と言った例が、人間にもよくあることだ。 本来遺伝は、親から子へ、子から孫へ、孫から曾孫へと。。。こうして連綿と子孫を残していくのだが、時にはご先祖様によく似た遺伝子を持つそんな子孫が誕生したりする。 これもいわゆる「先祖返り」であろう。 この椿の花も、白と赤の椿を交配して出来た改良品種なのだろうから、何代か後の今、原種に近い(多分原種よりは華やかな赤さ)ものに返ったのだろう。 家庭菜園をやっていると、ジャガイモの茎にトマトの様な実が生ってビックリすることがあるが、これは茄子とトマトは、科・属が同じなので似た実が生ることは良くあることで、「先祖返り」ではない。 それはともかく、今年もサクランボの生る桜の花が咲き出してきた。
西田佐知子メドレー