当地方では、まださくらの季節真っただ中、いや、花散らしの雨で少し散り始めたところ。 時あたかも夜空には煌々と月(満月)の光。 散り始めた桜と満月、幽玄の世界を表現して見ました。 この地球の惑星、月は、太陽との関係において、全く同じ配置になることはないと言われています。 日々が同じ繰り返しの様であっても、人生と同じで何もかもが全く同じ日の繰り返しではなく、違った日々を生きているのですね。 そう、違った一瞬一瞬を繰り返しながら生きているのです。 この満月を背に散る桜も、来年の春にはまた違った眺めなのでしょうか。 そんなことを思いながら月を眺めていると。。。只々、日々を時間に押し流されることなく、大切に生きなくてはと思うのです。
~貴方にとって、今日も良い一日であります様に~
荒城の月~ 森麻季
春高楼(こうろう)の花の宴(えん) 巡る盃(さかづき)影さして
千代の松が枝(え)分け出(い) でし 昔の光今いずこ
秋陣営の霜の色 鳴きゆく雁(かり)の数見せて
植うる剣(つるぎ)に照り沿ひし 昔の光今いずこ
今荒城の夜半(よは・よわ)の月 変わらぬ光誰(た)がためぞ
垣に残るはただ葛(かずら) 松に歌うはただ嵐
天上影は変わらねど 栄枯(えいこ)は移る世の姿
映さんとてか今も尚 ああ荒城の夜半の月