数年前、松江の桜の名所の一つである「千手院」の夜桜見物に行ったことがある。。。今日は夕方になってから、にわかに思い立ち写真撮りかたがた急遽出掛けて見た。この寺(千手院)は堀尾吉晴公が出雲・隠岐の太守として松江に入国して、松江城の築城に当り「本丸の鬼門」に当たるこの山に、隣市、安来市広瀬(月山富田)から移してた鬼門封じの寺とし。この寺の僧に命じて地鎮祭を行ったと言われる由緒ある寺である。国宝・松江城の天守閣が一番美しく見えるのがこの高台でもある。樹齢400年とも500年とも言われる枝垂れ桜を撮るのが目的だったが。。。今年は開花が早かった分。既に散り始めていて半分葉桜状態であった。ベンチには高校生と思しき女の子が十数人腰掛けて、、桜越に眼下に広がる城下街の灯を眺めて楽しそうにお喋りをしていた。今夜の私の夜桜見物には、実はもう一つの目的があって、今、制作中の日本画の背景である夜桜の「幻想的」な雰囲気をイメージとして掴みたかったからでもある。
メンデルスゾーン・バイオリン協奏曲~諏訪内晶子
チャイコフスキー・バイオリン協奏曲~庄司紗矢香