~松江フォーゲルパークの池で優雅に泳ぐ白鳥と黒鳥~
松江近郊の宍道湖北岸小高い丘陵地にある鳥(フォーゲル)と花の公園、世界最大級の展示温室
にはベゴニア、フクシア等の花が年中満開状態で、ここでのティータイムは最高です。
また園内いたるところに、珍しい世界の鳥達(約800羽)が自由に生活(?)している感じです。
私は時折、鳥の写真を撮るために「水鳥池」を訪れますが、ここには白鳥・黒鳥・ペリカン・カモなど
が優雅に泳いでいます。
私は被写体として、白鳥と黒鳥の舞いと色彩のコントラストが絵的に素晴らしくお気に入りです。(白
・黒・赤:クチバシ)
白鳥と言えば、「白鳥の湖」や「白鳥は哀しからずや・・・」を連想してしまいますが、皆さんご存知の
この若山牧水の短歌
『白鳥は哀しからずや 空の青海のあをにも染まず ただよふ』
に出てくる「白鳥」を、最初はハクチョウのことだと思っていましたが、実はこの歌には恋の悩みが綴
られていたのです。
果てしなく広く青い海、無限に広がる青い空、この二つの青は、互いに侵すことのない独自の色であ
り、弧を描く水平線によって限られており、どちらに依ることもできず、ただ漂い続ける白鳥(しらとり:
カモメ)よ、お前は哀しくないのか・・・・と、孤高の白鳥に自身の恋心を投影した歌の・・・ようです。
他に
『女ありき、われと共に安房の渚に渡りぬ。われその傍らにありて夜も昼も絶えず歌ふ』
と、牧水が愛した謎おおき小枝子と云う女性の存在があり、こよなく酒を愛した牧水は、飲むほどに
酔うほどに、彼女への想いをつのらせたであろうと想像されます。(ほんと、歌人はロマンチックですね~)
思い切り脱線してしまいましたが、久し振りに水鳥を撮影に行って来た次第です。
~今日も元気で行きましょう~
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます