タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

『君看(み)よや、双眼の色。 語らざれば、憂いなきに似たり。』 

2014-08-02 | その他

         ~憂い・愁い~

『憂い・愁い』とは、予測される不安や心配、悲しみ、苦しみ等に心が沈む様を言う。

とあるが、人は長い人生を生きていく上で、幾度となく経験することでもある。

どの様な状況下でも、普段と変わることなく、常に明るく微笑んいられる人で有りた

い、それが私の人生最大かつ最終の課題であると思っています。(凡人には、極めて難

しいことなのだが・・)

禅宗語録とも云うべき「禅林句集」(白隠禅師)の中に

 君看(み)よや、双眼の色。 語らざれば、憂いなきに似たり。』 

(きみみよや、そうがんのいろ。 かたらざれば、うれいなきににたり)

と言う言葉がある・・・すなわち

「私の二つの眸を見て下さい。 愁うることなど何一つないように見える。

私は誰にも断腸の想いなど語りはしない。 語り尽くせないほど愁いは深いからだ。

しかし、同じく深い愁いを抱く者が看れば、私の心は分かるはず。

目と目があうだけで一語も交えずともすでに志は通じている。 

愁いを抱くものならでは、この想いを同じくすることは出来ない。 

だから君よ、私の双眸の色をみてほしい。」

と、説いている。

「武士道」にも、今は死語と化しているが「惻隠の情」という、相手の立場に立って

その情を推し量るという、古来日本人の美しい心がある。

 また、

「誰にだってあるんだよ 人には言えない苦しみが 誰にだってあるんだよ 人

言えない悲しみが ただだまっているだけなんだよ いえばぐちになるから」

相田みつを

「最高の人間関係は、自分の苦しみや悲しみは、できるだけ静かに自分で耐え、

何も言わない。人の悲しみと苦労を無言のうちに、深く愛することができる人間同

士が、付き合うことである」(曽野綾子)

「竹中半兵衛は、決してその苦痛や憂鬱を人に頒(わ)けない。きょうも変わらない

微笑を静かに見せていた」 (黒田如水:勘兵衛

先人の、こうした言葉に出会う度に、私自身人としていかに生きるべきか、深く考え

させられるのである。

    ~貴方にとって、今日も良い一日であります様に~


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2 コメント

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こんばんは^^ (sakurabana)
2014-08-03 22:47:24
あぁ~私は駄目
苦しみや悲しみ直ぐ云いそうです(*^_^*)
>常に明るく微笑んいられる人で有りたい
とは心の中では思ってるのですけど・・・
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sakurabanaさんおはようございます! (takaちゃん)
2014-08-04 09:19:23
私も5年ほど前に大病を患い、その時、あまりにも自分の弱さに衝撃を受け、以来”『君看よや、双眼の色。 語らざれば、憂いなきに似たり。』 の教えに深く感じ入った次第で、これはあくまでも人としての理想の生き方ですが・・・。
しかし理想に程遠い自分に、いつも恥じ入るばかりの私です。
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